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プロフィール

まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

welcom!
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訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
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2010.03.16 Tue 16:52
インシミテル
 
評価:☆3.5

クローズドサークルものが好きならば読むべき

綾辻さんの「十角館の殺人」のような作品。
ミステリーが好き、本格推理が好きという人ならば読んで損はなし。

それぞれの個室に鍵がかからないという恐怖の中で、
得たいの知れない何者かに観察されながら生活するというアルバイト。
それぞれに凶器が与えられ、いつ襲われるかも分からないという状況で、
自分も主人公と共にビクビクしながら先を読み進んだ。
登場人物は多いが、怯える者、リーダーシップをとる者、推理する者、
それぞれのキャラの役割分担も良くて飽きずに読めたもがよかった。

ネタバレするのでこれ以上は書けないが、
興味を持ったならば是非お勧めしたい。
とりあえず、この人の他の作品もまた読んでみようと思う。


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2010.03.16 Tue 16:26
異人たちの館

評価:☆4

プロットは素晴らしいが読後に何も残らない


二冊読んで分かったことは、
この人の作品を楽しむには「慣れ」が必要だということ。
自分の期待しているものは得られないが、
中身を楽しむというよりもただ展開を楽しむための作品なのだ。

最初に読んだ「冤罪者」よりもこちらのほうが
より緻密でまとまりもよく、色んな意味で読みやすかったが、
やはり人物像が薄っぺらすぎる。
不気味な雰囲気で最後まで引っ張るわりにはたいしたことないラストで、
「え?これだけ?」という感じ。
異常な人物を描くだけ描いてその背景やそのようになった経緯は明かさないのだから、
どうやったって気持ちがついていかない。
ゆえに、肩透かしをくらった感じがして仕方がないのだ。

ということで冒頭に書いたことに戻るのだが、
これは叙述ミステリーを楽しむための作品であり、それ以上でも以下でもない。
登場人物に感情移入したり、
異常な人間を形成した背景に恐怖をおぼえたり、
どうしてそうなったのかを考えさせられたり、
そういうことが皆無なのだ。

なので、それを全く期待せずに適度な諦めを持ち、
トリックと展開だけを楽しんで読めば良いのだと思う。
それでも最後は釈然としないものは残るのだが、
「それ以上は描かない作家さん」と分かればもう割り切るしかない。
もう一冊読んでみるかどうかは迷うところだ。



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「白光」 連城三紀彦
2010.03.11 Thu 12:46
白光

評価:☆4.5

誰もが罪を背負って生きている

とある家族に襲い掛かる運命とも言うべき悲劇を、
それぞれの独白という形で描いたミステリアスな物語。
最初の祖父のエピソードからすぐにその世界に引き込まれ、
その謎と秘密に迫るごとく最後まで一気に読んでしまった。

少女を殺した犯人は誰か?ラストまで引っ張られるが、
途中からそれを特定することに実は大きな意味はないことが分かる。
ネタバレになるのでこれ以上は書けないが、
家族一人一人が背負った罪がひとつの大きな渦になり、
この一家を覆い尽くしている様が目に浮かぶようだった。

嫉妬する者も我慢し続ける者もそれぞれどこか臆病で、
だけど少しづつ自己中心的で、
分かり合えずにすれ違ったまま悲劇の渦へと巻き込まれてゆく。
自分の忍耐の裏に自分よりもっと苦しんでいる人がいること、
誰もその時には気づかない。
自分が一番かわいそうで一番不幸だと思ってしまうのだ。
なんともやりきれない、悲しい話だ。
やはりこの作家さんはこれからも読み続けようと思う。



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2010.03.10 Wed 18:04
ジウ1

評価:☆4

続きを読まずにはいられない面白さ

重苦しい作品が続いた後に読むと、
この人の文章の軽快さやスピーディーな展開が余計に小気味好く感じる。
会話の多さも功を奏してより読みやすく、そして無駄がなく、
奥深さは全く無いのだが「面白い」と感じられる不思議な作品。
ある意味現代風というか、誰でも手軽に読める警察小説なので、
他の作家さんのそれと比べてどうこういう言うならもう読まないほうがいい。
これを楽しむには割り切りが必要だ。

対照的な二人の女性警察官の生き方も興味深く、
極端がゆえにどちらに偏ることもなく客観的に読めて楽しかった。
(ただし、門倉は自分の嫌いなタイプの女だ)
男性刑事とのやりとりは相変わらず苦笑いする部分もあるが、
そのテンポの良さが犯罪のグロい描写を少し救ってくれている。

しかしこの作品の何よりの魅力は、
今の時点ではまだその姿が明らかになっていないミステリアスな犯人。
冷たく、暗く、非常に危険な香りを放つ"彼"の肖像に、
怖いが早く見てみたい、という好奇心がくすぐられてしまう。
彼は一体どんな人間で、何を考えて生きているのだろうか。
この"彼"の存在こそが吸引力なのだ。
こうなったらもう続きを読むしかないだろう。

「面白くサクサク読めるもの」を求めている人にはお勧めだ。
時間が空くと続きが知りたい気持ちも薄れてゆくので、
三巻同時に手に入れるほうが無難だ。



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2010.03.09 Tue 15:17
クラインの壷

評価:☆4.5

スリル満点、読後の恐怖と興奮も一級品

岡嶋二人の最高傑作と言われている作品。
SFは苦手なので読まずにいたが、全くの杞憂だった。
これは文句なしで面白い。

ゲーム開発のモニターとして仮想現実の世界を体験する青年の話だが、
やがて二つの"世界"が交錯し、本物と偽物の狭間で我を失ってゆく。
そのスリル満点な展開にどんどん引き込まれていき、
読みながら冷や汗をかいた。

迫り来る恐怖と興奮、崩壊してゆく自我。
一体この世界の何が真実で、何が真実ではないのか。
友情も愛情も何もかもが全て薄っぺらいものに感じられた。

自分はここに生き、ここに存在しているのだろうか?
読後一気にそんな感覚が襲ってきてゾっとし、
思わず周りとキョロキョロと見回して声を発してみたり、
ドアを開けて外を眺めてみたりと挙動不審に陥ってしまった。
完全にやられたという感じ。
手に汗握る展開も久しぶりに味わえたし、大満足の一冊だ。



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2010.03.09 Tue 14:37
週末のフール

☆3.5

世界の終わりにあなたはどう生きるか

「8年後、小惑星の衝突により地球は滅亡する」と発表され、
人々は混乱し、パニックに陥り、そして世の中の秩序は失われた。
それから5年が経ち、嵐が過ぎ去った後のように静かになった世界で、
絶望と戦いながらも己の人生を見つめなおし、
最後までそれを全うしようとする人々の姿を穏やかに描いた連作短編。

こういう作品は、いい作品かそうでないかは論じられない。もう好みの問題だと思う。
このSFチックな設定で「生と死」というデリケートなテーマについて、
果たしてどれだけ感情移入して読めるのか。ただそれだけだ。
そういう観点での私の評価は、やはり他の伊坂作品よりも少々低めだ。

伊坂さんの作品はたいてい心の状態が安定している時に読むのだが、
これこそ平和で幸福な時に読むべき作品なのかもしれない。
少々浮世離れした彼の独特な世界観は、
自分が悩みや問題を抱えて不安定な状態の時に読んでも正直ちんぷんかんぷんで、
そのメッセージが心にスっと入ってこない。
心から邪念を取り払い、真っ白で穏やかな気持ちで読むのに適した作品だ。



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2010.03.08 Mon 22:20
名もなき毒

評価:☆3.5

これまでのこの人の作品の全レビューを読み返してみたけれど、
どれも全然うまく書けていない。
書こうとして無理やり書いている感じが満載で痛々しく、
やはり自分には残念ながら宮部さんは合わないのかもしれない、
と改めて思った。

この作品も、前半は面白い。
が、中盤から後半にかけてなかなか進まない展開にイライラし、
せっかくの社会問題の細かい描写にも集中出来ず、
結末をただ急いで読んでしまうがために最後にドっと疲れてしまう。
更に、結局テーマが分からなくて、何を読んだのか忘れてしまう。

いいことを書いているというのは分かるのに、
自分にはどうしても響かない。
だから、「もう一冊読んでみようか」と思うのだが、
結局読んだ後はまた同じ気持ちになってしまう。
やはり合わないのだ。

無念だが少し宮部さんはお休みしようと思う。



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「無理」 奥田英朗
2010.03.07 Sun 14:41
無理

評価:☆4

夢も希望もない地方都市で起きる悲劇

「邪魔」「最悪」に続く群像劇。
地方都市に住む5人の何の接点もない人達の暮らしを
客観的視点から淡々と描いている。

夢も希望もない田舎の町の閉塞感には息苦さを感じるし、
出来るならば目を背けたい、知りたくないと思う。
が、それらをスイスイと読ませてしまうのが奥田さんの凄さで、
彼らの生き様や社会問題について読みながら放っておけない気持ちになり、
自分に無関係で無縁な話だとは思えなくなってくるのだ。

しかし、登場人物達が本当にラストでしか交わらない部分が、
ちょっと物足りなく感じた。
それぞれのエピソードはじゅうぶん読みごたえがあるのだが、
ひたすら描写に徹した作品であるからこそ大きな起伏がない。
なのであまり一般ウケはしない作品かもしれない。

「オリンピックの身代金」そしてこの「無理」と渾身の長編が続いたので、
次はもう少し肩の力を抜いて読めるような作品も期待したいと思う。



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2010.03.07 Sun 14:05
オリンピックの身代金

評価:☆4.5

渾身の本格社会派サスペンス長編

東京オリンピックに沸く60年代の"光"と"陰"にスポットを当て、
当時の理不尽な格差社会を如実に描き出した本格社会派サスペンス。
まるでその時代へとタイムスリップしたかのように物語に入り込め、
何も知らないその当時のことに自分も主人公と共に怒ったり、疑問を感じたり、
色々な感情を抱きながらも最後はテロを成功させて欲しいと願って読んだ。

実際に東京オリンピックが開催されているということは結末はもう分かっているわけで、
そういう意味ではオチを楽しみに読む作品ではない。
主人公の企みが成功するか否かよりも、
彼がそのような考えに至った背景に描かれる物語が訴えるものにこそ、
この作品で奥田さんが描きたかったことだろうと思う。

繁栄の陰には必ず犠牲がある。
東京は潤っていても、取り残された地方では貧困にあえぐ人間もいる。
オリンピックを開催し世界への体面を保つよりも、
もっと先にやるべきことがあるはずだと考える者達の無念さが痛いほど伝わってきた。
そして、それらの問題は決して過去のものではなく、
現代にも通じるものがあるからこそとても切実なものに感じた。

奥田さんの作品にま毎度色々なことを考えさせられ、そして勉強させられる。
とにかく長いが、読んで絶対に損はない作品。
お勧めします。



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「愚行録」 貫井徳郎
2010.03.06 Sat 18:27
愚行録

評価:☆4.5

シンプルな構成だが「読ませる」作品

平和な一家四人が何者かに惨殺される事件が起き、
その夫婦の現在から過去に至る知人たちの語りで徐々に
彼らの肖像が明らかにされてゆくという構成。
宮部みゆきさんの「理由」、雰囲気は東野圭吾の「悪意」とも似ている。

同じ人物でも、見る人によって印象は様々。
色々な関係者の語りの中で描き出される殺された夫婦の姿が、
時には「素晴らしい」人であったり、「優しい人」であったり、
また時には「酷い人」であったり様々で、
どれにもとてもリアリティーがあって引き込まれていった。

人間の本性とでも言うべき強欲さやずる賢さが露になっても、
接する相手の立場や心理状態によってはそれが全く別のものに変化する。
目に見えないからこそ、感じたことが全てになってしまう。
彼女に憧れる女性、彼女に嫉妬する女性、彼女に恋心を抱く男性、
それぞれが創り出す彼女の姿は違っていても、どれも真実。

その複雑な構図を客観的に見ることが出来て、
人の心も、その姿も、何が本当で何が嘘かなんて誰にも分からない、
そういう怖さをしみじみと感じさせられた。
そして救いようのない"もうひとつの物語"も同様、
最後に読者の心にズシっと重たいものを残して終わり、
読後感はいい意味で「最悪」だ。


ミステリーとしての驚きや衝撃は無いが、
ただ人の心理を描いただけなのにものすごく強烈なインパクトがあり、
もっと知りたい、もっと読みたい、という気持ちにさせられた。
こういう作品は好きだ。やはり貫井さんはうまい。
シンプルな構成でここまで「読ませる」、その筆力もまたお見事だと思う。



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2010.03.04 Thu 19:01
龍神の雨

評価:☆3

読みやすさ、登場人物、若者ウケしそうな作品

こちらも気になっていた作家さん。
この人を好きな人が他にどんな作家を贔屓にしているかで、
大体の作風のイメージは持って読み始めたのですが。

もう少しホラーなのかな?と思っていたものの、
この作品に関してはとても読みやすく、怖さはなかったです。
主人公が子供だということもあって、
若者向けの青春ミステリーという感じでした。

血のつながりのない親をもった二組の兄弟(兄妹)が登場しますが、
その年齢ならではの考え方や幼さからくる親への恨みや疑念、葛藤など
なかなかうまく描かれています。
私がこれまで読んだ作品の中では「青の炎」と雰囲気が似ている気がしました。

しかし、龍の話はちょっとついていけなくて、ほとんど斜め読み。
なので、途中ちょっと飽きたなと感じたりもしたのですが、
最後は驚きのラストが待っていて
(そのために我慢して読んだというのもありますが)、
総合的なバランスというか、作品の完成度はそれなりのものなのではないでしょうか。
ただ、やっぱり好みとは違うんですよね・・・。
主人公が大人の作品があれば、もう一冊読んでみようと思います。



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「冤罪者」 折原一
2010.03.04 Thu 12:40
冤罪者

評価:☆4

読んでいる途中はとても面白い

以前から気になっていた作家さんなのですが、
評価の高いこの作品を最初に読んだのは間違いだったかもしれません。
この人の作風、特徴をもっと知ったうえでこの作品を読めば、
また違った感想が書けたかもしれない、と少し残念な気持ちです。

まず言えることは、社会派のようで決してそうではないということ。
タイトルの"冤罪"に関してはまぁそれなりに考えさせられる点はあるものの、
読み終わった後にズシーンとのしかかってくる感じがなく、
長かったわりにその点が物足りない気がしました。

しかし、サスペンスとしては面白いです。
もちろん犯人が誰?と最後まで分からないのはミステリーでもありますが、
人物の描き方や独特な雰囲気がなんだか"サスペンスドラマ"なのです。

それにしても、登場人物が全員エグくて、誰にも感情移入出来なかった。
主人公の五十嵐という男の薄っぺらい人間性はもう少し何とかならないのか。
更に、冤罪が認められて娑婆に戻ってくる河原という男。
彼の"異常さ"の描き方はとても不気味でゾクゾクさせられたものの、
その"豹変ぶり"に何か釈然としないというか、リアリティーがない。
もう少し詳しく人格について深く突っ込んで欲しかったと思います。

ただただ犯人が知りたくて、謎解きが気になって気になって、
どんどん読み進んだという感じ。
特に最後の展開がめまぐるしくてバタバタとしていたわりに、
ものすごい驚きが待っているというわけでもなく「え?これだけ?」と。
長かったわりにちょっと残念でした。
しかし、読んでいる時は面白いので評価は4です。
そう、面白いんですけど・・・ね。ただそれだけなのです。



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