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プロフィール

まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

welcom!
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訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
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2009.06.25 Thu 20:21
七回死んだ男

評価:☆5

ミステリーとコメディー、絶妙なバランスの”落とし穴”

久々のヒットです!
面白いという評判は聞いてましたが大当たりでした。

”反復落とし穴”に落ちることで同じ1日を9回繰り返すという
特異な体質を持った主人公が、
殺される運命にある祖父をあらゆる手を尽くして救おうとする話。

蘇っても蘇っても殺される祖父、一体なぜ?
どうしたらいいのか?

反復する”運命の日”の中で、
どうやったら祖父を殺されずに済むかと四苦八苦する主人公の姿が
途中からなんだか滑稽で、でもちょっと可愛そうにも思えたり。
ミステリーなのになぜかコミカルなのがたまらなく面白い!

文章そのものがユーモアに富んでいるとか、
(例えば荻原浩、奥田英朗などのように)
会話が面白くてついつい吹き出してしまうとか、
そういった感じではなくて。

あくまでミステリー、推理小説であって、
決しておちゃらけた話ではない。何より主人公は必死なのに。
「次はどういう策を練るんだろう?」
って、途中からもう楽しくて仕方なくて。
それでも頓挫する姿がまた面白くて・・・・
しかし、自分も一緒になって「なぜ?どうしたらいい?」と考えてしまう。
どちらにも偏らない、絶妙なこのバランス感が最高です。
ハマりました。

ぜひ読んでみてください。


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「半落ち」 横山秀夫
2008.12.24 Wed 18:37
半落ち

評価:☆5

《若干のネタバレあり?》

様々な人間模様とラストの衝撃に魅せられる

妻を殺して自首してきた現職の警察官が、
どうしても隠さなければならない「空白の2日間」の真実とは。

色々物議が醸されている作品ですが、私は大好きです。
「オチ」の部分は確かに現実味はないかもしれませんが、
梶警部の心情を想うと理屈抜きで泣けます。
ミステリーとしてどうこうというよりも、
最後に見る「人間の優しさ、あたたかさ」に心から感動させられました。

刑事、検事、記者、弁護士、裁判官、そして刑務官、
それぞれの異なった視点で語られる6つの章で構成されています。
各々が全うしなければいけない職務と義務、そして交差する様々な思惑、
これらの人物が展開する人間ドラマだけでも非常に読み応えがありました。

こうして6人の生き様を描きながらも真相に迫っていくのですが、
まぁ引っ張って引っ張ってそのオチか?という意見には一理あるかもしれません。
しかし逆に言えば、それほどに途中が面白いということ。、
「一体、何のために梶は隠し事をしているのか?」とどんどん煽られて、
期待が膨らみ、そして想像を絶するラストが待っている、
この展開は私は好きですが、許せない人は許せないだろうな。
しかし一読の価値のある作品には違いありません。

ミステリーでもなく、警察小説でもなく、ドラマ色が強いので
横山秀夫の中では一番読みやすいと思います。




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2008.12.24 Wed 17:56
空中ブランコ 2

評価:☆5

一度は通ってみたいはちゃめちゃな精神外科

何度も読み返してしまう大好きな作品、今更ですがレビュー書きます。

これはもう、文句なしの面白さとしか紹介が出来ないです。
「イン・ザ・プール」に続くトンデモ精神科医・伊良部シリーズ第二弾、
そして第131回直木賞受賞作。

ここに登場する5人の患者達、それぞれが違った悩みを持っていますが、
その根本の部分には「ああ、それわかる!」というのが必ずひとつはあります。
伊良部の見出したむちゃくちゃな解決法に笑わされ、翻弄されながらも、
最後は「そうか、なるほどな」とじんわり感動してしまう。

思い通りにいかなくなった時、人は必死になってもがくけれど、
その原因は思ったよりもずっとシンプルで、
気が付けば「ああ、こんなことだったのか」と思うほど簡単なことだったりする。
それを的確に見つけ、体当たりで解決へ導く伊良部はやっぱりすごい。


とにかく騙されたと思って、一度通ってみてください。
"治療"を終えて伊良部総合病院神経科から我が家に帰るとき、
きっとあなたの心もどこかスっと軽くなったような感じを受けるでしょう。




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2008.08.15 Fri 22:01
1ポンドの悲しみ

評価:☆5

「スローグッドバイ」に続く石田さんの恋愛短編の第二集で、
30代の恋愛がテーマにされています。
共感出来るけれども決してリアル過ぎず、かと言って甘すぎることもなく、
どれもが切なくも心温まる素敵なストーリー。

短編の良さって日常の「断片」を切り取ることが出来るところ、
つまり美しい場面を美しいままに描ききれることだと思うんです。
その場面より以前に、またはその場面より後に、
どのようなことがあったのかは分からないから、
残された余韻に浸りつつ色々な想像をめぐらせることが出来ます。


程よい距離を保ちお互いを尊重しつつ育むのが30代の恋愛なのかな?
ものすごく激しい情熱もなければ、醜い嫉妬や執着もない。
様々な体験を経て、焦りや迷いもなくなったからこそ
こういう気持ちで恋愛が出来るのかなぁと思います。
穏やかにもその"瞬間"の気持ちの昂ぶりがごく自然体で描かれていて、
とても爽やかで好感が持てます。
一番好きなのは一篇目の「ふたりの名前」。
"第三者"の出現で微妙に関係が変化するカップルの様子が
鮮やかに目に浮かんでとても優しい気持ちになれます。
物事は「きっかけひとつ」だなぁ。

結婚しているカップルも二組出てきますが、それぞれがまた対照的。
『結婚なんて一度始まってしまえば、ただの共同生活だ。』
寂しいけれどそれが現実なんですよね。
でも努力次第で多少はロマンチックな演出が出来る。
大事なのは思いやりですかね・・・。
そんなことを考えさせられつつも決して堅苦しくはないこの作品、
男女問わずお勧めです!!



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「臨場」 横山秀夫
2008.08.08 Fri 19:41
臨場

評価:☆5

今野敏ばかり読んでいたら、やはり横山秀夫が読みたくなりました(笑)
こちらはもう数え切れないくらい何度も読んでいるお気に入りの1冊ですが、
やっとレビューを書く気になったので書かせてもらいます。


横山秀夫と言えばやはり警察小説なのですが、
こちらの主人公は県警捜査一課の調査官・倉石。
「臨場」とは事件現場に臨み初動捜査に当たることをいうそうで、
倉石の仕事は現場に残された手がかりから"死者からのメッセージ"を読み取ること。
つまり「検視」です。

その優れた能力がゆえに「終身検視官」の異名を持つ倉石の仕事ぶりを描いた、
連作の短編集。
組織に与せず我が道を行くが、その「眼」には一点の偽りもない。
なぜ、死んだのか?なぜ、殺されたのか?
誰もが見落としてしまいうほんの小さな手がかりをも決して逃さずに、
その真実を的確に見抜いていく。
その姿は実にトリッキーで、そしてパーフェクト。

全八編ですが、一編ずつに新たな倉石の一面を見れるのがこの作品の醍醐味。
そのストイックさに酔わされ、そして垣間見せる温かさに泣かされ・・・
読み終える頃にはすっかり倉石に心酔してしまっているのです。
これで横山作品にハマらないわけがありません!


ここから先は読んだ方にしか分からないでしょうが、
私が中でも特に好きなのが「餞」です。

「自慢の息子とやらを持った母親が自殺したケースは過去に一件もねぇ」

痺れます・・・。
そして泣かされます・・・。

この一行にたどり着くために、この一編を何度読み返したことか。
「第三の時効」と同レベルにお勧めする横山作品です。
警察小説が好きでまだ読んだことない方は、今すぐ読んでください!



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2008.05.11 Sun 23:55
ゴールデンスランバー


評価:☆5

やっと買いました。即日読みました。
伊坂さんの最新刊、渾身の長編書き下ろし、大・大・大満足の1冊です!

「伊坂的娯楽小説突抜頂点」
帯の文句は嘘ではありませんでした。
やはり発売されてすぐに読むべきでした・・・。

仙台で起きた首相暗殺事件、
一人の青年・青柳という男が、その犯人の濡れ衣を着せられてしまう。
しかし、早くも序盤・第3章の「事件から20年後」で、"結末"が明かされ、
そこからまた事件当時に戻り、青柳の逃亡劇が開始する。
ピンチに陥った彼の"現在"、その合間に差し込まれる大学時代の眩しい思い出。
双方の対極とも言えるカットバックの絶妙なバランスに、
グっと心を捕まれてしまいました。

窮地に陥ると、人は、一番輝いていた頃の記憶を思い出すのだろうか?
青春時代の語りは、苦しい逃走から逃げる青柳の回想録のように思えました。
その"二度と戻れない時間"が放つ輝きがとてつもなく切なくて、
ますます彼の応援に力がこもり、そして物語の世界へのめりこんでいった。

また、お得意の時系列の使い方も見事で、
青柳の逃亡の"現在"と、彼の大学時代の恋人・樋口晴子の"現在"、
これらがピタっと重なりあったところから物語は一気に加速。
中だるみもなければ、飽きることも決してありません。
結末は分かっているのに、どうしてこんなに夢中になれるのか。

この作品で言えることは、ただひとつ。
伊坂さん、天才です。

面白さの中にも、やはりお決まりですが、
感動する場面、台詞、沢山用意されています。
それらはここで説明するよりも、ぜひ、読んで味わっていただきたいです。


→以下、ネタバレあり


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2008.04.18 Fri 11:02
死神の精度


評価:☆5

「これ、すごくいい・・」
というのが、読み終わった直後の率直な感想。
レビューは書けていませんが、
実は文庫は全巻読んでしまった伊坂幸太郎。
最後の作品が最近文庫化されたこの作品になりましたが、
間違いなく私の中でナンバーワンの伊坂作品!
短編集ですがひとつひとつの"精度"が高く、
独特の伊坂ワールドも健在で、尚且つとても読みやすいです。

主人公は「死神」、名前は千葉。
短編ごとに、それぞれ別の人間の姿になって登場します。
あるときはちょっとガラの悪い中年男、
あるときは20台のモデル並のルックスを持った好青年。
情報部から下された命令に従って
ターゲットとなる人間を7日間観察し、
「可」-すなわち死ぬことになるのか、
それとも「見送り」にするのかを判定する。

死神に、人間の心は解りません。
人間の世界のことも、解りません。
そんな千葉がただ淡々と"仕事"をこなす背景に、
人間の持つ本来の人間らしさ-優しさや健気さに触れながら、
少しづつ、少しづつだが、微妙に彼の心が変化していく様子が
絶妙な加減で描かれていて、
読み手の心を捉えてぐいぐいと物語に引き込んでいくのです。
本当に"読ませる"作品。
伊坂さんのセンスに脱帽します。

これまでの作品は正直かなりシュールで、
だからこそ熱烈なファンが多いというのは当然なのですが・・
私はこの作品で伊坂さんに対する印象がガラリと変わりました。
一押しの作品です。
そして、何度でも読み返したくなる1冊です。



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「幻夜」 東野圭吾
2008.04.18 Fri 10:50
幻夜


評価:☆5

「白夜行」の続編だと言われているこの作品。
しかし、こっちのほうがもっと暗くてへヴィーです。

阪神・淡路大震災のさなかに殺人を犯してしまった男・雅也と、
それを目撃してしまった女・美冬。
しかし彼女はそれを警察に届けることなく、
”一緒に東京へ行こう”と彼に提案する。

一見、共に手を取り合い助け合って生きているかのようなふたりだが、
雅也の人生は既に、見冬の支配下に置かれていた。

彼女の目的は何なのか?
彼女の知られざる過去は?
それこそが、「白夜行」とリンクする部分、
つまり物語の”核心”。


前作と違い、この作品は雅也の目線から物語が語られています。
なので彼の心情はよく読み取れるのですが、
美冬の心はやはり闇の中です。

どうやらそのあたりも東野さんの策略のようで、
続編なのかどうかも「読者にお任せします」というのが本当のところみたいです。
確かに、著者にはっきりと「続編です」と言われると、
この作品に関してはちょっと興ざめかも・・。
なんせ「白夜行」同様、読み手の想像力によって色んな解釈が出来る作品なので。

私の意見としてはやはり、
「白夜行」の後にこの「幻夜」を読むことをお勧めします。



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「白夜行」 東野圭吾
2008.04.18 Fri 10:44
白夜行


評価:☆5

すごい、すごいと聞いてはいたものの、
本当にすごかった。とにかくすごい作品。

ドラマも見ていなかったし、
ほとんど先入観なしで読んだのですが、それが正解だったと思います。
これほど一般的に良いと評価されている作品なので、
「秘密」のような感動の名作だと想像していたのですが、
その対極に位置するような衝撃の1冊です。

大阪で起きたとある殺人事件から物語は幕を開けるのですが、
三人称で淡々と語られるストーリー、次々と入れ替わる登場人物。
何が起きているのか、何に動かされているのか、全く掴めない。
しかし考える間を与えられない緊張感と緊迫感、
続きが知りたくてどんどん読んでいくうちにようやく、
全体像がぼんやりと見えてくる。
まったく、大胆で巧妙です。

そして何よりもすごいのが、
主人公の心情が一切描かれておらず、
彼らと関わる第三の人物によって客観的に表現されているということ。
なので読み手は想像力を働かせるしかないのです。

ものすごく評価に困るのですが、
多くの方がそうしているように、私も星は5つつけさせてもらいます。
というよりも、東野ファンであって、それ以外の評価は出来ないです。
そういう作品です。


これ以上はネタバレなしはきついので、
既読の方は続きを。



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2008.04.18 Fri 10:42
第三の時効


評価:☆5

今回、ミステリーファンからの推薦で興味を持ったのは
この人、横山秀夫。
東野圭吾の「白夜行」が未読であるように、
あまりにメジャーすぎる「半落ち」はあえて避けて
評判の良い警察小説であるこの作品から。

読んだ後の率直な感想ですが、これはかなり面白い。
舞台はF県警本部の捜査第一課、
いわゆる"第一線"で活躍する刑事たちの6つのドラマ。
それぞれ主人公は違うけど、連載モノと言っていいと思います。

まず第一に、
強行捜査班の3人の班長たちの強烈な個性に『掴まさせられる』。
ある事件がきかっけで笑わなくなった男、1班の班長・朽木。
「冷血」の異名を取る公安あがりの2班の楠見。
動物的な勘で事件の本質を見抜く3班の村瀬。
共に検挙率10割、負けなし。
彼らを統括する立場にある捜査一課長・田畑の言葉を借りるなら、
「この3人と同時期に現場の刑事でなかった幸運を思わない日はない。
自分は事件で食ってきたが、彼らは事件を食って生きてきた」


そんな完璧な男たちが事件に挑み真相を突き止めていく姿、
ものすごくかっこいい。
こういう"仕事人"が主人公の話、実は大好きです。
そして事件の真相解明の背後には、
共にライバルである彼らの激しい覇権争い。
謎解きの面白さに加えて、スリルと緊張感を与えてくれます。
ですが何より一番魅了されるのが、
この男たちが究極の場面で見せる"人間らしさ"。
切なさと涙を誘います。

短編にこれだけ沢山の要素を盛り込んでいるのに、
安っぽさが全くないです。
むしろ、これでもか、というくらい読みごたえあります。
読後の余韻と後味の良さもクセになりそう。
リアリティーある警察小説なのに、なぜだかとてつもなく切ない。
今までこの人の作品を手にする機会がなかったことが悔やまれます。
警察小説だけに限らず、これから全部読破したいです。




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