Calendar
2017.11.
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
プロフィール

まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

welcom!
doll03A-28.gif
訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
拍手する
ランキング参加中
ユーザータグ
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索
RSSフィード

my favorite novels

読んだ小説の感想をアップします。

スポンサーサイト
--.--.-- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

2009.02.28 Sat 15:25
テロリストのパラソル

評価:3_20090228152620.gif

《再読にて感想》

乱歩賞直木賞をW受賞するという前代未聞の快挙を成し遂げた、
故・藤原伊織氏の代表作。
二年ほど前に一度読んだのですが、正直その評価の高さが理解出来ず、
しかしそれ以後に読んだ沢山の作品たちによって自分の感受性や価値観も
少しは変化しているかも、と期待して再読してみました。

が・・・・。

申し訳ない。やっぱり分からないです。
いや、作品自体の完成度の高さはじゅうぶん分かるんですが、
しかし純粋に面白いか?と聞かれたら、固定観念かもしれませんが、
なかなか女性には理解しづらいと思うんです。

拳銃、闘争、クスリ、暴力団、闇組織・・・そして全共闘となると、
さすがにピンとこないんですよ。
高村薫の「李歐」も途中で挫折しちゃいましたから、
やっぱりこういう作品がただ個人的に苦手なのもあると思います。
男のロマン的なものは、どうにも自分には難しい。
この作品がダメというわけじゃなくて、ただ好みの問題です。
上に書いたようなものが好きな方なら、間違いなくお勧めします。



スポンサーサイト

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

2008.12.24 Wed 17:56
空中ブランコ 2

評価:☆5

一度は通ってみたいはちゃめちゃな精神外科

何度も読み返してしまう大好きな作品、今更ですがレビュー書きます。

これはもう、文句なしの面白さとしか紹介が出来ないです。
「イン・ザ・プール」に続くトンデモ精神科医・伊良部シリーズ第二弾、
そして第131回直木賞受賞作。

ここに登場する5人の患者達、それぞれが違った悩みを持っていますが、
その根本の部分には「ああ、それわかる!」というのが必ずひとつはあります。
伊良部の見出したむちゃくちゃな解決法に笑わされ、翻弄されながらも、
最後は「そうか、なるほどな」とじんわり感動してしまう。

思い通りにいかなくなった時、人は必死になってもがくけれど、
その原因は思ったよりもずっとシンプルで、
気が付けば「ああ、こんなことだったのか」と思うほど簡単なことだったりする。
それを的確に見つけ、体当たりで解決へ導く伊良部はやっぱりすごい。


とにかく騙されたと思って、一度通ってみてください。
"治療"を終えて伊良部総合病院神経科から我が家に帰るとき、
きっとあなたの心もどこかスっと軽くなったような感じを受けるでしょう。




にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

2008.12.17 Wed 20:21
マークスの山マークスの山 下

評価:☆4.5

1993年(109回)直木賞受賞作。
警察小説が好きな私に以前から知人が勧めてくれていたのですが、
文庫上下巻あわせて700P以上にもなる長編なので、
ゆっくり時間が取れる時まで・・・と読むのを先延ばししていました。

感想は、ひとことで表すなら、壮大。
女性とは思えない文章の力強さに圧倒され、ぐいぐいのめりこんでいきました。
主人公はあくまで犯人であり、彼が引き起こす壮絶な物語が作品の核。
そして「追う側」は警視庁の合田警部補と曲者の刑事たちを中心に、
彼を取り巻く警察内部の複雑な人間関係、組織というものの真の姿、
非常に緻密に構成された人間ドラマが展開されてゆくのが
とても読み応えありました。

これだけ沢山の人物達の複雑な人間関係を描きながらも内容は薄っぺらくなく、
むしろものすごく重厚でかつリアリティがあり、とにかく凄いのひと言。
精神異常者の犯人であるがゆえに殺人の動機や彼の心情がはっきりしなかった点だけ
不満と言えば不満ですが、そもそも犯人探しのミステリーではないので仕方ない。

そしてラスト、ようやく「そこ」にたどり着いた犯人、
追いかけて追いかけてやっと全ての「原点」を見つけた合田達警察の心中、
それらが全てがひとつに繋がり眼前に迫ってくるときの迫力は絶大。
警察が、そして読み手である自分が追っていたのは、一体何だったのか?
彼の姿なのか、それとも彼の人生そのものだったのか。
ジ・エンドの瞬間はホっとしたような、しかしとてもいたたまれないような、
とても言葉に表せない気持ちが胸に広がっていきました。



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

2008.09.15 Mon 19:08
凍える牙

評価:☆4

警察組織の中で奮闘する女性刑事・音道貴子を主人公にした作品。
典型的な男社会の中で一体彼女がどういう存在感を放つのか、
期待半分不安半分で読み始めました。

メソメソしたヒロインも好きじゃないですが、
かと言ってツンツンして弱みを全く見せないのもちょっと嫌味。
だから女性が主人公の作品ってあまり気が進まないのですが・・・
このヒロインに至ってはその辺りのバランスが非常に良くて、
共感できる点も多く、スムーズに彼女の内面に入っていけました。

しかし、ミステリーにしては微妙な点が多く、
特に終盤、事の全貌が明らかになってくるあたりからは、
ラストまでほとんど斜め読みで済ませてしまいました。
ドラマ重視だと犯人像や動機にあまり焦点が当たらないため、
オチが分かれば後はもう・・・という感じになってしまいます。
正直、「なぁんだ~・・・」と少々興醒め。
中盤までは非常に面白かったのに残念です。

中年刑事の本音を書きながら警察組織の実態を露にしたり、
女性蔑視などの社会問題を浮き彫りにしている点など、
初めて読んだ女性作家の警察モノとしてはすごく好印象です。
直木賞受賞作だけあり完成度もとても高いと思いますが、
ただ、それはドラマとして、です。

社会で働く女性には特に励みになる内容かもしれません。
シリーズもののようなので、他の作品も読んで
ヒロインの生き様をもう少し追ってみようかなとは思います。



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

「理由」 宮部みゆき
2008.04.17 Thu 23:35
理由


評価:☆3.5

初めて読んだ宮部みゆきさんの作品、第120回直木賞受賞作です。

裏表紙に「ドキュメンタリー的手法」と書いてあるのですが、
なるほど、こういう書き方をそう言うのか・・という感じ。
東京都荒川区の超高層マンションで起きた殺人事件から舞台が幕開けし、
関係者のインタビューと証言で事件の真相が明かされていく・・という手法。
そして、その真相を探査していきながら、
さまざまな家族のありよう、現代社会に埋もれたストレスや病弊を描き出しています。

バブル期の日本人のいくつかの典型を、もっと言えば、
「世間が怖い、隣人が怖い」とおびえる日本人の現在を
真正面から書き切った秀作である。


これは、当時の直木賞の選考委員であった井上ひさしさんの評言です。
うまく言葉が見つからないので引用させて頂きました。
日本という国が、発展を得た代償に、失ったもの。
豊かになりすぎて見えなくなったもの、そこに生まれた社会の歪み。
この作品が浮き彫りにしている様々な問題は、
どれもすごくリアリティーがあります。
奥深い作品ですが、好き嫌いも別れるかもしれません。

私も社会のことをあまり分かっていない呑気な人間だし、
政治経済には特に疎いです。
なので、この作品から勉強させられたことは沢山ありました。
反面、「面白い」かと言うと、何とも答え難いというのが正直な感想です。
内容の良し悪しじゃなく、
この作品が訴えかけるものに心を打たれる感受性を持ち合わせていない、
ただそれだけなのでしょうが。
人の感性はそれぞれだし、変化もします。
なので、こういう部分も今後、磨いていきたいなぁ・・
そう思わせられた作品でした。



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

「4TEEN」 石田衣良
2008.04.17 Thu 23:18
4TEEN


評価:☆5

私が石田衣良にハマるきっかけになった、大事な1冊。
第129回直木賞受賞作です。
4人の14歳の少年たちが繰り広げる8つの物語。
この少年たちのキャラクターもとてもいいし、
また、その友情の結びつきが思春期ならではの熱っぽさというか、
俗にいう「あつい友情」という感じで、
思わず「頑張れ!!」と声をかけたくなる。
そして、その友情を軸に描き出されるストーリーのどれもが斬新で、
目を離せない面白さ。

4人の行動力とか、少年らしい純粋さや爽やかさとか、
もう本の中から飛び出してきそうな躍動感に溢れていて、
読んでいて胸がドキドキしてきます。
自分たちの周りで起きること全てに
真正面から全力でぶつかっていく4人の少年の姿は、
忘れかけていた青春時代の無垢な情熱を呼び起こしてくれます。
そして、次は何を起こしてくれるのだろう?と、
ページをめくるたびワクワクするのです。

重いテーマを扱っていても、なぜか残るのはすがすがしさ。
後に色々な作品を読んで気付くのですが、
これが石田衣良の真骨頂だと思います。
生々しい描写なのに「きれい」。
実は最初は戸惑いもあったのですが、慣れてしまえばこっちのものです。
おかげで、他の作家の作品がたまに物足りなく感じることもしばしば・・。

4人は14歳のままでこの1冊は終わるのですが、
この少年たちの続きが知りたい、と思わせられます。
ごく普通の日常に起こり得るごく平凡な出来事でも、
この4人ならきっと、「特別な出来事」に見せてくれる。
そんな気がします。



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

2008.04.17 Thu 23:17
ビタミンF


評価:☆4.5

重松清さんの第124回直木賞受賞作。
30台半ばから40台の家庭を持つ男性の目線で綴られた、7篇の短編集。
中学生の内気な息子とうまくいかない父親、妻との仲に疑問を持ち始めた父親、
娘が大人になるのを受け入れられない父親。

中でも、「いじめ」をテーマにした「セッちゃん」、
古希を迎えた父親が、10年前に家を出た母親と再び一緒に暮らしたいと願う「母帰る」の2作品が特にいいです。

前者は、いじめにあう少女の描き方があまりにも憐れで胸が痛みます。
学校や両親が事実を把握していても、立ち向かうのは少女本人。
何か出来そうなことがあるようにも思えるけど、それが分からない。
無念、落胆、驚愕・・
なんだか言いようの無い、やるせない気持ちになります。

後者は、「家庭」というのはどういう場所なのか?と深く考えさせられます。
皆、そこから出て行こうとする場所・・
だけど、最後には帰ってくる場所?
皆大人になれば、家を出て、また新しい家族を作る。
だけどその家族も、いずれは同じように離れ離れになっていく。
「自分の人生」そう言ってしまうのは簡単だけれど、
誰でも昔は子供だったし、また誰もがいつかは年老いていく。
そのときに帰りたいと願う場所は・・?
父の「最後のわがまま」がとても切ない。

語り口がソフトなので、重いというよりあっさりした印象も受けますが、
「家庭とは?」また、「人生とは?」と、誰もがいつかは直面するであろうテーマを、しっかりと残してくれます。



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

2008.04.17 Thu 22:56
村山由佳


評価:☆4.5

村山由佳の第129回直木賞受賞作。
ひとつの家族を6つの角度から描いた短編集で、
それぞれの人物が織り成す別々の物語が
読み進んでいくうちに点と線とで繋がって六角形になっていくように感じる、
そんな不思議な1冊。

これほどに複雑な事情のある家族もなかなか存在しないでしょうが、
それぞれの身に降りかかる出来事はどれも現実的で、
それぞれがまた、自分の身近にもありがちな苦悩を抱えている。

友達に、恋愛に、結婚に、家庭に、仕事に・・
言葉ではうまく表せないけど、漠然とした悩みや憤りを感じる時。
解決のしようもないまま時だけが流れていく、ということがあると思う。
ふと立ち止まった時に感じる不安や虚しさ・・
そういう自分の中で処理できないものを人は誰でも持っているのかもしれない。

それぞれが違った物語なのに、なぜかそれぞれに共感できて、
もし自分がその立場だったら・・と考えると胸が痛くなる。
それでいて、「家族とは」というテーマが最後に残されるのが素晴らしい。
この1冊で色んなことを考えさせられる、とても中身が濃い作品です。
もっとこの人の書くものを読んでみたい、そう思わせてくれます。



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

2008.04.16 Wed 13:03
容疑者X


評価:☆5

第134回・直木賞受賞作
東野圭吾「容疑者Xの献身」

ひとことで、最高です。
ミステリー好きな方は絶対、
少しでも興味がある方でも是非、読んで頂きたいです。

少し前から読みたくて読みたくて仕方なくて、
しかも同シリーズに「探偵ガリレオ」「予知夢」という作品があるのを知り、
どうせならシリーズ1作目から読もうじゃないかと、
3冊同時に購入してしまいました。
久々に、表紙をめくるときに何ともいえない高揚と緊張を味わいました。


天才物理学者・湯川学と、
理数系に滅法弱い刑事・草薙俊平のコンビがとにかく面白い。
こういう、個性の違うキャラクターが微妙な距離を保ちつつ絡み合うの、
最高に好きです。
いつもいつも一緒にいる親友でもなければ、仲間というわけでもない。
普段は憎まれ口たたきながらも、
本当は心底尊敬し、頼りにしている旧友。
この間柄が絶妙なんです。
事件が起きるたびに、
草薙がガリレオ先生・こと湯川の研究室を訪れるお決まりのシーン・・
ここでの、毎回飽きさせない湯川の登場の仕方にも、感服します。

前2作品は短編集なのですが、「容疑者X」は長編です。
ここでは天才物理学者と天才数学者が対峙します。
このクールな対決と、背景の人間ドラマのバランスも最高。
短編2作品では見れなかった、
天才物理学者の人間らしい一面が見れるのも見所。
推理ものとしても最高に面白いですが、
最後にはタイトルに『献身』という言葉がつけられた意味が
深く心に響いてきて泣けます。
作品の素晴らしさ、そして結末の素晴らしさ・・両方に感無量。

これは名作!!!

それにしても東野さんは、人間の「内側」を描くのが上手い。
気付いたら思いっきり感情移入させられてる。
参りました。



にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

Copyright © my favorite novels All Rights Reserved.

Designed by Flug

FC2Ad


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。