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まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

welcom!
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訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
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2009.10.06 Tue 17:19
  嘘をもうひとつだけ

評価:☆3

特にこれと言った感想のない作品

私の本の評価の基準は、「心に残るものがあるかどうか」
に重点を置いてあるのですが。
この作品は、読み終わった翌日には内容を忘れてしまうくらい
あっさりとした軽い短編集でした。

加賀刑事シリーズでこの作品だけ未読だった理由は、
amazonでの評価が高くないので後回しにしていたからです。
一般的に「普通」と言われてる作品を
あえて読もうってなかなか思えないんですよね・・・・。

でも、シリーズ読破という意味で読んでみたのですが、
正直、読んでも読まなくてもいいかな、という感じの作品です。


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「家日和」 奥田英朗
2009.09.24 Thu 15:20
家日和

評価:☆4

夫婦の日常の一コマを面白く、そして爽やかに

「マドンナ」や「ガール」のような雰囲気で書かれている作品。
夫婦をテーマに夫が主人公だったり、妻が主人公だったり、
色々な角度からそれぞれの本音を奥田流にサラっと爽やかに書いた短編集です。

馴れ合いの日常から生じるほんのちょっとした心の隙間、
または誰にでもきっとあるであろう"出来心"。
この作品に出てくるネットオークションにはまる妻も、
ロハスに夢中になる妻の滑稽さを小説に書いた夫も、
誰だって時には自分の欲望のままに突っ走りたくなる瞬間があるはず。
でも、なかなか最後までやりきれないのは、
夫であり、妻である自分の立場を思い出してしまうから。

そういう結婚の"不便さ"も軽くサラっと書きながら、
最終的には落ち着くところに落ち着いて、
「まぁいっか、これで」という風に物語をしめているのがやっぱりうまい。
夫婦なんてそう簡単に離れられない運命共同体だから、
ああだこうだと言ったって、結局は互いの存在の大きさの前に屈してしまう。
最後はホロリ、苦笑い。

その書き方が押し付けがましくなくて、かつ説教くさくもなく、
「あぁ、こういうのあるある。分かるなぁ」と思わせられるから、
やっぱり奥田さん好きだなぁ・・・・とあらためて感じました。
最後の「妻と玄米御飯」はご自身がユーモア小説を書くための心得なのかな?
と思われることもチラっと書かれてあって興味深かったです。



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2009.05.21 Thu 18:45
顔

評価:☆3.5

不器用だけど一生懸命な婦警の生き様

横山さんの警察小説の中で唯一、婦警を主人公にした連続短編集。
これまで読んだ男だらけの汗臭い匂いが充満した作品たちと比べると、
多少の見劣りはしますが、その分かなり読みやすく仕上がっています。

人間の、人間らしい哀れな一面を様々な角度から描き、
重く苦しい独特な哀愁を放つ作風はさすがといった感じです。
ただ、これはミステリーではなくヒロインの成長を追った作品なので、
個人的には物足りなさを感じてしまい、こういう評価になりました。
これまで読んだ中では「深追い」に雰囲気が似ています。

ひたむきな婦警の生き様は感情移入しやすいし、
ひとつひとつのドラマの完成度はとても高く、内容も濃いのですが。
「第三の時効」などのガチガチな警察小説が好きな私にとっては、
「こういうのもありか」という息抜き的に楽しむ1冊でした。



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「ガール」 奥田英朗
2009.01.27 Tue 19:44
ガール

評価:5.gif

「女の人生、半分はブルーだよ」

「マドンナ」を読んで以来ずっとこっちも読みたくて仕方なかったので、
文庫化させるのを今か今かと待ちわびていました。

30台の働く女性を主人公にした5つの短編集。
奥田さんは男性なのに、どうしてこんなにも女性のことが分かるの?
と思わず唸ってしまうほど、様々な場面においての女心の複雑な機微を
決して深刻にではなく、さらりと書いてのけています。

登場する女性たちは皆明るくて、前向きで、カッコよく、それでいて嫌味がない。
女性作家が書くとこうはならないよなぁ、とつくづく思うのです。

 立場は違っても、女同士は合わせ鏡だ。
 自分が彼女だったかもしれないし、彼女が自分だったかもしれない。
 そう思えば、やさしくなれる。

 (「ワーキング・マザー」より)

この部分が特に気に入っています。
専業主婦だったり、独身のキャリアウーマンだったり、シングルマザーだったり、
女性の生き方は様々ですが、それぞれに良さがあり、そして不便さがある。
どんな道を選んでも結局ブルーで、他人がうらやましくて、
あの時ああすれば・・・と、どうにもならないことを悔やんでる。

3年後、5年後、または10年後にどう生きているか分からないけれど、
今と同じく「これでいいのさ」と思っていれたらいいなぁと思う。
そういう気持ちにさせてくれる爽やかな1冊です。
とにかくお勧め!



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2008.12.18 Thu 23:45
怪笑小説

評価:☆4

「毒笑小説」「黒笑小説」よりもまず先に出版されたのがこちら。
バカバカしすぎて呆れながらも、笑わずにはいられない9つの短編集。

後の2作とは違うところは、最後に東野さん自身のあとがきがある点であり、
しかもそれが各1編づつに、であるからこれはかなりおいしい。
ファンにとってはそれだけでも買う価値のある作品になっています。
私自身、食い入るように読んでしまいました。

さて中身ですが、どれも万遍なく面白く、
3作の中でまず先陣を切って出版されたこともあり、
巻末の真保裕一さんの解説ではないが「まだまだ猫かぶってるな」という感じもします。
しかし、バラエティーに富んだ皮肉とユーモアがたっぷりと込められていて、
東野圭吾のお笑いの世界入門書に相応しい味付けがされた1冊になっていると思う。

「超たぬき理論」が群を抜いて本当にくだらないが、それでいてかなり面白い。
理論の展開の仕方にはやはり理系の東野さんらしさがのぞいていて、
アホらしいのになぜかふむふむ、と納得しながら読めてしまうから恐ろしい。
3冊で終わらずに、また近いうちに同じテイストの作品を書いて欲しいと切実に願います。



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2008.12.04 Thu 20:39


評価:☆3.5

読み終わってamazonのレビューを見たら、
想像よりも評価が高いのに意表をつかれた。

10個の『財布』が事件を語ってゆくという短編形式をとりながら、
実はそれぞれが繋がりながらひとつの物語が進んでゆくという
ちょっと変わった設定は確かに面白い。

もちろん財布は口がきけないのでストーリーは淡々と進んでいくのだが、
人の目には見えない"財布ならでは"の視点で見た持ち主の素顔、
その描き方はとても上手くてさすがという感じはします。
しかし、後半からだんだんと飽きてくるから悲しい。

犯人が分かってしまったらもうそれ以上の興味は沸かなかった。
やはり、推理小説というより私にとってはエンターテイメントかな。
読んでいるときは楽しいけれど、ただ、それだけ。
好みが分かれる作品だと思います。



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2008.10.14 Tue 22:34
愛がいない部屋

評価:☆4.5

「スローグッドバイ」「1ポンドの悲しみ」に続く
石田さんの恋愛短篇集3冊目。

東京の超高層マンションを舞台に、
そこに住む様々な住人の生活を描き出した作品。
今回はまた少しテイストが違いますが、やっぱりいいです。

外からの印象だけでは人の本当の姿って分からない。
寂しさで心にポッカリあいた穴はどうやったら埋めることが出来るのか?
誰もが苦しみもがきながらも幸せを手に入れたいと願うのに、
なかなか思い通りにいかなくて、読みながら胸がしめつけられます。


例えば「17ヶ月」では、30後半になって念願の出産をした女性が、
"母親は子供を産んだというだけで、自分という存在のすべてを
子どもにさしださなければならないのだろうか。"
と考えるシーンがあります。
彼女にとっては子どもと同じくらい、仕事もひとりの時間も大事だった。

こういう誰にも言えない女性の苦悩などを、
柔らかくも確実に伝える独特な世界観を石田さんは持っている。
人間のどうしようもない部分、理屈で割り切れない部分、
それらの表現の仕方がものすごく絶妙で心を揺さぶられます。

そしてどの話にも共通してるのですが、
最後にキラリと光るのが"女性の強さ"。
答えなんてなくても、なんだか前向きな気持ちになれる。
ハッピーエンドとはまた一味違う余韻を残してくれます。


3冊の中ではこちらが一番"大人のための恋愛小説"という印象。
今読んだからこそこういう感想を持てたのだと思います。




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2008.09.19 Fri 18:06
鉄道員

評価:☆4

『あなたに起こる やさしい奇跡』

奇跡をモチーフにした短編を8つ集めた1冊。
ものすごく評判のいい作品にこんなこと言いたくないんですが、
やはりこれはもう個人の好みの問題かと・・・。
私は正直、言うほどこの世界に入り込めませんでした。

ただ、いい作品であることは間違いないでしょうし、
それは本当にそうだと思います。
しかし、こういう話はやはり文章より映像のほうが感動しそう。
表題作の「鉄道員」は映画化されていますが、
そちらを見てみたくなりました。

個人的には「角筈にて」と「うらぼんえ」が好きです。
特に後者では他界した祖父がこの世に現れ、
主人公の女性の窮地を救おうと必死にもがく姿にグっときます。
天国へ行っても孫のことが心配で仕方がないおじいちゃん・・・・
たった一人でいいから、自分のことをこんなにも想ってくれる人がいたなら。
この話は素直に泣けます。

後がどうも・・・"奇跡"がテーマだから現実味がないのは当然として、
個人的にやはりミステリーばかり読んでるから
こういう話はあまりピンとこないのかなぁ。

ですが、誰もが8つの中に1つは心に残る作品があるでしょう。
感動モノがお好きな方は是非読んでみてください。



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2008.08.15 Fri 22:01
1ポンドの悲しみ

評価:☆5

「スローグッドバイ」に続く石田さんの恋愛短編の第二集で、
30代の恋愛がテーマにされています。
共感出来るけれども決してリアル過ぎず、かと言って甘すぎることもなく、
どれもが切なくも心温まる素敵なストーリー。

短編の良さって日常の「断片」を切り取ることが出来るところ、
つまり美しい場面を美しいままに描ききれることだと思うんです。
その場面より以前に、またはその場面より後に、
どのようなことがあったのかは分からないから、
残された余韻に浸りつつ色々な想像をめぐらせることが出来ます。


程よい距離を保ちお互いを尊重しつつ育むのが30代の恋愛なのかな?
ものすごく激しい情熱もなければ、醜い嫉妬や執着もない。
様々な体験を経て、焦りや迷いもなくなったからこそ
こういう気持ちで恋愛が出来るのかなぁと思います。
穏やかにもその"瞬間"の気持ちの昂ぶりがごく自然体で描かれていて、
とても爽やかで好感が持てます。
一番好きなのは一篇目の「ふたりの名前」。
"第三者"の出現で微妙に関係が変化するカップルの様子が
鮮やかに目に浮かんでとても優しい気持ちになれます。
物事は「きっかけひとつ」だなぁ。

結婚しているカップルも二組出てきますが、それぞれがまた対照的。
『結婚なんて一度始まってしまえば、ただの共同生活だ。』
寂しいけれどそれが現実なんですよね。
でも努力次第で多少はロマンチックな演出が出来る。
大事なのは思いやりですかね・・・。
そんなことを考えさせられつつも決して堅苦しくはないこの作品、
男女問わずお勧めです!!



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「臨場」 横山秀夫
2008.08.08 Fri 19:41
臨場

評価:☆5

今野敏ばかり読んでいたら、やはり横山秀夫が読みたくなりました(笑)
こちらはもう数え切れないくらい何度も読んでいるお気に入りの1冊ですが、
やっとレビューを書く気になったので書かせてもらいます。


横山秀夫と言えばやはり警察小説なのですが、
こちらの主人公は県警捜査一課の調査官・倉石。
「臨場」とは事件現場に臨み初動捜査に当たることをいうそうで、
倉石の仕事は現場に残された手がかりから"死者からのメッセージ"を読み取ること。
つまり「検視」です。

その優れた能力がゆえに「終身検視官」の異名を持つ倉石の仕事ぶりを描いた、
連作の短編集。
組織に与せず我が道を行くが、その「眼」には一点の偽りもない。
なぜ、死んだのか?なぜ、殺されたのか?
誰もが見落としてしまいうほんの小さな手がかりをも決して逃さずに、
その真実を的確に見抜いていく。
その姿は実にトリッキーで、そしてパーフェクト。

全八編ですが、一編ずつに新たな倉石の一面を見れるのがこの作品の醍醐味。
そのストイックさに酔わされ、そして垣間見せる温かさに泣かされ・・・
読み終える頃にはすっかり倉石に心酔してしまっているのです。
これで横山作品にハマらないわけがありません!


ここから先は読んだ方にしか分からないでしょうが、
私が中でも特に好きなのが「餞」です。

「自慢の息子とやらを持った母親が自殺したケースは過去に一件もねぇ」

痺れます・・・。
そして泣かされます・・・。

この一行にたどり着くために、この一編を何度読み返したことか。
「第三の時効」と同レベルにお勧めする横山作品です。
警察小説が好きでまだ読んだことない方は、今すぐ読んでください!



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