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まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

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訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
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2010.03.08 Mon 22:20
名もなき毒

評価:☆3.5

これまでのこの人の作品の全レビューを読み返してみたけれど、
どれも全然うまく書けていない。
書こうとして無理やり書いている感じが満載で痛々しく、
やはり自分には残念ながら宮部さんは合わないのかもしれない、
と改めて思った。

この作品も、前半は面白い。
が、中盤から後半にかけてなかなか進まない展開にイライラし、
せっかくの社会問題の細かい描写にも集中出来ず、
結末をただ急いで読んでしまうがために最後にドっと疲れてしまう。
更に、結局テーマが分からなくて、何を読んだのか忘れてしまう。

いいことを書いているというのは分かるのに、
自分にはどうしても響かない。
だから、「もう一冊読んでみようか」と思うのだが、
結局読んだ後はまた同じ気持ちになってしまう。
やはり合わないのだ。

無念だが少し宮部さんはお休みしようと思う。


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2009.02.25 Wed 17:06
模倣犯 1

評価:4-5.gif

心をえぐる、社会悪が引き起こす惨劇

宮部さんの描く女性のキャラクターがどうしても苦手で、
しかしこれだけは絶対に読んだほうがいい、読むべきだと言い聞かせ、
ようやく手に取りました。

第一に、やっぱり上手い。ひとつの事柄を色々な登場人物の側面から
違った角度で丁寧に描き切る、そのテクニックは秀逸です。
最初は淡々とした群像小説なのかな、という印象を受けますが、
それぞれのストーリーが徐々に交わり、そして重なり、
ひとつに終結してゆくラストはとにかく圧巻の一言。
そんなにうまく事が運ぶのか?と思わないでもありませんが、
しかしそのマイナスを差し引いても有り余るお釣りがくる力作。

犯罪者の心理、被害者遺族の心理、取材する者、警察、その他第三者の心理、
決して相容れることのない互いの主張とその苦しみ、心情を
これほどまでリアルに臆することなく突き詰めた作品は初めて読みました。
それぞれの傷を抱えながら、そして更に傷つけ合いながらも、
正しい道を模索してゆこうと必死でもがく登場人物たちの姿に心をえぐられます。

犯罪そのものの惨劇、犯罪者心理の生々しい描写、
それらは当然理解なんて域を超えていますし、向かっ腹が立ちます。
しかし、実際に犯罪者はこうやって生まれるんだ・・・と、
その点は否応なしに納得してしまうほど丁重に描かれていて、
宮部さんってやっぱり社会派ミステリーの秀逸な書き手であり語り手なんだな、
と思わずにはいられませんでした。

自分には出来ることと出来ないことがある、
しかし出来ることとしてあげられることの意味は違う。
人の心を理解しようなんて思い上がりは言語道断だと再認識。
十分なエンターテイメント性で楽しませてくれながらも、
心に深いものを訴えてくる素晴らしい作品です。
ただ、「犯人探し」ミステリーではないのでそこだけご注意ください。



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2008.12.04 Thu 20:39


評価:☆3.5

読み終わってamazonのレビューを見たら、
想像よりも評価が高いのに意表をつかれた。

10個の『財布』が事件を語ってゆくという短編形式をとりながら、
実はそれぞれが繋がりながらひとつの物語が進んでゆくという
ちょっと変わった設定は確かに面白い。

もちろん財布は口がきけないのでストーリーは淡々と進んでいくのだが、
人の目には見えない"財布ならでは"の視点で見た持ち主の素顔、
その描き方はとても上手くてさすがという感じはします。
しかし、後半からだんだんと飽きてくるから悲しい。

犯人が分かってしまったらもうそれ以上の興味は沸かなかった。
やはり、推理小説というより私にとってはエンターテイメントかな。
読んでいるときは楽しいけれど、ただ、それだけ。
好みが分かれる作品だと思います。



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「誰か」 宮部みゆき
2008.04.18 Fri 14:10
誰か


評価:☆3.5

自転車事故で亡くなった男性の人生を辿っていく物語。
私にとって3作目の宮部さんの作品ですが、
これでこの人の傾向というか、作風がなんとなく読めた気がしました。

ストーリーははっきり言って地味ですが、
やはり展開の仕方がものすごく上手いので飽きることはありません。
特に前半は、グイグイ引っ張られて読んでしまいました。
が、問題は後半。
盛り上げて、盛り上げて、あれれれれ・・?という感じ。
オチもちょっとつまらないです。

しかし、書こうとしていることの内容はとても考えさせられます。
テーマはしっかりしていて最後までブレません。
亡くなった男性の長女を主人公がだんだんと追い詰めていく展開は、
少し「火車」を思い出してドキドキしながら読んでいました。
登場人物の作りもとても丁寧で、平凡ですがリアリティーはあります。
特に主人公の生き方、考え方には感心しました。

期待せずにテーマをしっかり読み取っていくと、
それなりに精度の高い作品かもしれません。
ですがミステリー好きな方に「面白い」と薦められるかというと、少々疑問です。





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「火車」 宮部みゆき
2008.04.18 Fri 11:00
火車


評価:☆4.5

「理由」以来遠ざかっていた宮部さん。
この作品は評判が良いようなので、
どれもう1冊読んでみるか!と思い手に取りました。

率直に、「理由」よりも面白かったです。
宮部さんの気合いがひしひしと伝わってくる渾身の作品だと思います。
しかし、やはりあちらは直木賞受賞作なので、
比べると少々落ち着きがない感じというか。
中盤かなり翻弄されてちょっと疲れた気もしますが、
最終的には良かったと思います。
あまりうまくまとまりすぎてないほうが私の好みなのかもしれません。

現実にこういうことってあり得るのかな?と思いながらも、
主人公が女性なのでやはり感情移入してしまいました。
しかし、自分なら・・ここまで出来るだろうか。
結末が近づくにつれて、怒りよりも悲しみのほうが大きくなりました。
女性の方、そしてミステリー好きな方には、ぜひ読んで欲しい1冊です。



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「理由」 宮部みゆき
2008.04.17 Thu 23:35
理由


評価:☆3.5

初めて読んだ宮部みゆきさんの作品、第120回直木賞受賞作です。

裏表紙に「ドキュメンタリー的手法」と書いてあるのですが、
なるほど、こういう書き方をそう言うのか・・という感じ。
東京都荒川区の超高層マンションで起きた殺人事件から舞台が幕開けし、
関係者のインタビューと証言で事件の真相が明かされていく・・という手法。
そして、その真相を探査していきながら、
さまざまな家族のありよう、現代社会に埋もれたストレスや病弊を描き出しています。

バブル期の日本人のいくつかの典型を、もっと言えば、
「世間が怖い、隣人が怖い」とおびえる日本人の現在を
真正面から書き切った秀作である。


これは、当時の直木賞の選考委員であった井上ひさしさんの評言です。
うまく言葉が見つからないので引用させて頂きました。
日本という国が、発展を得た代償に、失ったもの。
豊かになりすぎて見えなくなったもの、そこに生まれた社会の歪み。
この作品が浮き彫りにしている様々な問題は、
どれもすごくリアリティーがあります。
奥深い作品ですが、好き嫌いも別れるかもしれません。

私も社会のことをあまり分かっていない呑気な人間だし、
政治経済には特に疎いです。
なので、この作品から勉強させられたことは沢山ありました。
反面、「面白い」かと言うと、何とも答え難いというのが正直な感想です。
内容の良し悪しじゃなく、
この作品が訴えかけるものに心を打たれる感受性を持ち合わせていない、
ただそれだけなのでしょうが。
人の感性はそれぞれだし、変化もします。
なので、こういう部分も今後、磨いていきたいなぁ・・
そう思わせられた作品でした。



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