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まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

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訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
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2009.05.21 Thu 18:45
顔

評価:☆3.5

不器用だけど一生懸命な婦警の生き様

横山さんの警察小説の中で唯一、婦警を主人公にした連続短編集。
これまで読んだ男だらけの汗臭い匂いが充満した作品たちと比べると、
多少の見劣りはしますが、その分かなり読みやすく仕上がっています。

人間の、人間らしい哀れな一面を様々な角度から描き、
重く苦しい独特な哀愁を放つ作風はさすがといった感じです。
ただ、これはミステリーではなくヒロインの成長を追った作品なので、
個人的には物足りなさを感じてしまい、こういう評価になりました。
これまで読んだ中では「深追い」に雰囲気が似ています。

ひたむきな婦警の生き様は感情移入しやすいし、
ひとつひとつのドラマの完成度はとても高く、内容も濃いのですが。
「第三の時効」などのガチガチな警察小説が好きな私にとっては、
「こういうのもありか」という息抜き的に楽しむ1冊でした。


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2009.01.28 Wed 21:11
クライマーズ・ハイ

評価:4-5.gif

感情を揺さぶられるリアリティー

ミステリーではない横山作品ですが、かなりの力作にして秀作。
1985年に群馬県御巣鷹山で起きた日航ジャンボ機の墜落事故を題材に、
地元新聞社で「全権デスク」を任命された中年記者・悠木和雅が
組織と個人の狭間で葛藤しながらジャーナリズムのあり方を問い続けてゆく。
作家になる以前に記者をしていた横山さんならではの知識や視点が生かされた、
まるでノンフィクションを思わせるかのような作品。

事故後の報道現場の混乱の様子が丁寧に描写されており、
そこで繰り広げられる様々なドラマには非常に説得力があります。
主人公の悠木は欠点はありながらもきちんと芯は通った人物で、
その荒々しい性格にはハラハラするものの、彼の思い描く理想の記者像や報道のあり方、
それが叶えられずに思い悩む様子のリアリティーは圧巻。

ドキリとするような言葉のやり取りに感情を揺さぶられ、
そして一緒に「本当にこれでいいのか?」と考えさせられるのです。
”男の戦い”を書かせたら、横山秀夫の右に出るものはいない。
改めてそう感じさせられる渾身の1冊。
彼のファンなら言うまでもなく、ジャーナリストを目指す方にも是非読んで欲しいです。



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「半落ち」 横山秀夫
2008.12.24 Wed 18:37
半落ち

評価:☆5

《若干のネタバレあり?》

様々な人間模様とラストの衝撃に魅せられる

妻を殺して自首してきた現職の警察官が、
どうしても隠さなければならない「空白の2日間」の真実とは。

色々物議が醸されている作品ですが、私は大好きです。
「オチ」の部分は確かに現実味はないかもしれませんが、
梶警部の心情を想うと理屈抜きで泣けます。
ミステリーとしてどうこうというよりも、
最後に見る「人間の優しさ、あたたかさ」に心から感動させられました。

刑事、検事、記者、弁護士、裁判官、そして刑務官、
それぞれの異なった視点で語られる6つの章で構成されています。
各々が全うしなければいけない職務と義務、そして交差する様々な思惑、
これらの人物が展開する人間ドラマだけでも非常に読み応えがありました。

こうして6人の生き様を描きながらも真相に迫っていくのですが、
まぁ引っ張って引っ張ってそのオチか?という意見には一理あるかもしれません。
しかし逆に言えば、それほどに途中が面白いということ。、
「一体、何のために梶は隠し事をしているのか?」とどんどん煽られて、
期待が膨らみ、そして想像を絶するラストが待っている、
この展開は私は好きですが、許せない人は許せないだろうな。
しかし一読の価値のある作品には違いありません。

ミステリーでもなく、警察小説でもなく、ドラマ色が強いので
横山秀夫の中では一番読みやすいと思います。




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「臨場」 横山秀夫
2008.08.08 Fri 19:41
臨場

評価:☆5

今野敏ばかり読んでいたら、やはり横山秀夫が読みたくなりました(笑)
こちらはもう数え切れないくらい何度も読んでいるお気に入りの1冊ですが、
やっとレビューを書く気になったので書かせてもらいます。


横山秀夫と言えばやはり警察小説なのですが、
こちらの主人公は県警捜査一課の調査官・倉石。
「臨場」とは事件現場に臨み初動捜査に当たることをいうそうで、
倉石の仕事は現場に残された手がかりから"死者からのメッセージ"を読み取ること。
つまり「検視」です。

その優れた能力がゆえに「終身検視官」の異名を持つ倉石の仕事ぶりを描いた、
連作の短編集。
組織に与せず我が道を行くが、その「眼」には一点の偽りもない。
なぜ、死んだのか?なぜ、殺されたのか?
誰もが見落としてしまいうほんの小さな手がかりをも決して逃さずに、
その真実を的確に見抜いていく。
その姿は実にトリッキーで、そしてパーフェクト。

全八編ですが、一編ずつに新たな倉石の一面を見れるのがこの作品の醍醐味。
そのストイックさに酔わされ、そして垣間見せる温かさに泣かされ・・・
読み終える頃にはすっかり倉石に心酔してしまっているのです。
これで横山作品にハマらないわけがありません!


ここから先は読んだ方にしか分からないでしょうが、
私が中でも特に好きなのが「餞」です。

「自慢の息子とやらを持った母親が自殺したケースは過去に一件もねぇ」

痺れます・・・。
そして泣かされます・・・。

この一行にたどり着くために、この一編を何度読み返したことか。
「第三の時効」と同レベルにお勧めする横山作品です。
警察小説が好きでまだ読んだことない方は、今すぐ読んでください!



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2008.04.18 Fri 10:42
第三の時効


評価:☆5

今回、ミステリーファンからの推薦で興味を持ったのは
この人、横山秀夫。
東野圭吾の「白夜行」が未読であるように、
あまりにメジャーすぎる「半落ち」はあえて避けて
評判の良い警察小説であるこの作品から。

読んだ後の率直な感想ですが、これはかなり面白い。
舞台はF県警本部の捜査第一課、
いわゆる"第一線"で活躍する刑事たちの6つのドラマ。
それぞれ主人公は違うけど、連載モノと言っていいと思います。

まず第一に、
強行捜査班の3人の班長たちの強烈な個性に『掴まさせられる』。
ある事件がきかっけで笑わなくなった男、1班の班長・朽木。
「冷血」の異名を取る公安あがりの2班の楠見。
動物的な勘で事件の本質を見抜く3班の村瀬。
共に検挙率10割、負けなし。
彼らを統括する立場にある捜査一課長・田畑の言葉を借りるなら、
「この3人と同時期に現場の刑事でなかった幸運を思わない日はない。
自分は事件で食ってきたが、彼らは事件を食って生きてきた」


そんな完璧な男たちが事件に挑み真相を突き止めていく姿、
ものすごくかっこいい。
こういう"仕事人"が主人公の話、実は大好きです。
そして事件の真相解明の背後には、
共にライバルである彼らの激しい覇権争い。
謎解きの面白さに加えて、スリルと緊張感を与えてくれます。
ですが何より一番魅了されるのが、
この男たちが究極の場面で見せる"人間らしさ"。
切なさと涙を誘います。

短編にこれだけ沢山の要素を盛り込んでいるのに、
安っぽさが全くないです。
むしろ、これでもか、というくらい読みごたえあります。
読後の余韻と後味の良さもクセになりそう。
リアリティーある警察小説なのに、なぜだかとてつもなく切ない。
今までこの人の作品を手にする機会がなかったことが悔やまれます。
警察小説だけに限らず、これから全部読破したいです。




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