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まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

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訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
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「鎖」 乃南アサ
2008.09.22 Mon 22:06
鎖鎖 下

評価:☆4

「凍える牙」に続く、女刑事・音道貴子シリーズ。
占い師殺人事件で本庁に出向く音道だが、
今回コンビを組まされた相方が前回の中年刑事より更に鼻持ちならない年下の男。
このとんでもない男のせいで、
捜査の途中で彼女は何者かに連れ去られ、監禁され、
手足を"鎖"で縛られてしまう。

―というところで上巻が終わり、
下巻は監禁された音道と犯人達との葛藤、
そして彼女を救うために動き始めた警察と犯人たちとの対決が
ただひたすら描かれていきます。

得体の知れない場所に監禁された音道が、
だんだんと心身ともに弱って正気を失っていく様子がものすごくリアル。
とても詳細な心理描写にゾクゾクさせられ、かつ恐怖を覚えました。
この辺りまでは、非常に面白く読めたのですが・・・。

やはり、終盤になるとさすがに飽きてきます。
犯人vs警察の駆け引きや、
音道と前回コンビを組んだ滝沢と彼女の心の通じ合いなど、
修羅場の中に見所のあるドラマを描いている点がおそらく
この作品の魅了なのでしょう。
でも、じれったいのと長くひっぱりすぎるのとで、
最後は「もういいや」って、またナナメ読みしてしまいました。

で、分かったんですが。
この人の作品はミステリーって思って読んじゃダメ!
中心は人間ドラマなんですよ。
人間を描くのがとても上手い方なんだと思います。

特に続編という明記はされてないですが、
やはり「凍える牙」を読んでからこちらを読んでいただいたほうが、
より楽しめると思います。



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2008.09.15 Mon 19:08
凍える牙

評価:☆4

警察組織の中で奮闘する女性刑事・音道貴子を主人公にした作品。
典型的な男社会の中で一体彼女がどういう存在感を放つのか、
期待半分不安半分で読み始めました。

メソメソしたヒロインも好きじゃないですが、
かと言ってツンツンして弱みを全く見せないのもちょっと嫌味。
だから女性が主人公の作品ってあまり気が進まないのですが・・・
このヒロインに至ってはその辺りのバランスが非常に良くて、
共感できる点も多く、スムーズに彼女の内面に入っていけました。

しかし、ミステリーにしては微妙な点が多く、
特に終盤、事の全貌が明らかになってくるあたりからは、
ラストまでほとんど斜め読みで済ませてしまいました。
ドラマ重視だと犯人像や動機にあまり焦点が当たらないため、
オチが分かれば後はもう・・・という感じになってしまいます。
正直、「なぁんだ~・・・」と少々興醒め。
中盤までは非常に面白かったのに残念です。

中年刑事の本音を書きながら警察組織の実態を露にしたり、
女性蔑視などの社会問題を浮き彫りにしている点など、
初めて読んだ女性作家の警察モノとしてはすごく好印象です。
直木賞受賞作だけあり完成度もとても高いと思いますが、
ただ、それはドラマとして、です。

社会で働く女性には特に励みになる内容かもしれません。
シリーズもののようなので、他の作品も読んで
ヒロインの生き様をもう少し追ってみようかなとは思います。



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2008.09.09 Tue 16:30
しゃぼん玉

評価:☆4.5

「涙なくしては読めない・・・」
こういう謳い文句、あまり好きじゃないのですが、
評判の良さにつられてとりあえず、と手にとってみました。

引ったくりや強盗を繰り返しあてのない毎日を送っていた青年が、
迷い込んだ宮崎のとある村で90歳になる老婆と出会う。
村人達から彼女の孫だと勘違いされた彼は、
皆に世話を焼かれ、山仕事や祭りの手伝いをするようになるのだが、
そのような生活の中で改めてそれまでの自分の人生を見直すことになる。

親に愛されることを知らずに育ってしまった青年の心が、
人の優しさや温かさに触れることで少しづつ触発され始める。
彼の心の叫びが本当にリアルで、痛々しくて、
読んでいて居たたまれない気持ちになり自然と涙が溢れてきました。

人生、不可抗力なことも沢山あるけれど、
自分の生き方については「しょうがない」と諦めたらそれで終わり。
そう、生まれてくる境遇は選べないけれども、
誰もが同じように一生懸命生きているんだな・・・。
この物語は、それを穏やかに伝えているのだと思います。
久しぶりに心が洗われる感覚を味わえました。

また、村人達のキャラクターがとても味があって良いです。
主人公の青年より老婆のほうが印象に残るのは、いいのか悪いのか・・・。
ちょっと抵抗があった方言の台詞も、読み進むうちに慣れていけました。
舞台になった宮崎県東臼杵郡椎葉村、
実際にある村のようなのですが、おそらく誰もが行ってみたくなります。




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