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まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

welcom!
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訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
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2010.03.09 Tue 14:37
週末のフール

☆3.5

世界の終わりにあなたはどう生きるか

「8年後、小惑星の衝突により地球は滅亡する」と発表され、
人々は混乱し、パニックに陥り、そして世の中の秩序は失われた。
それから5年が経ち、嵐が過ぎ去った後のように静かになった世界で、
絶望と戦いながらも己の人生を見つめなおし、
最後までそれを全うしようとする人々の姿を穏やかに描いた連作短編。

こういう作品は、いい作品かそうでないかは論じられない。もう好みの問題だと思う。
このSFチックな設定で「生と死」というデリケートなテーマについて、
果たしてどれだけ感情移入して読めるのか。ただそれだけだ。
そういう観点での私の評価は、やはり他の伊坂作品よりも少々低めだ。

伊坂さんの作品はたいてい心の状態が安定している時に読むのだが、
これこそ平和で幸福な時に読むべき作品なのかもしれない。
少々浮世離れした彼の独特な世界観は、
自分が悩みや問題を抱えて不安定な状態の時に読んでも正直ちんぷんかんぷんで、
そのメッセージが心にスっと入ってこない。
心から邪念を取り払い、真っ白で穏やかな気持ちで読むのに適した作品だ。


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2009.01.26 Mon 13:39
ラッシュライフ

評価:4.gif

二度読めば必ず面白い

一度目は「何なのかなぁ、この話」と首をかしげながら読み終えたのですが、
他の伊坂さんの作品を読むうちにもう一度読み直したくなって再読してみたら、
率直に「ああ、なるほど。面白いな」と感じることが出来ました。

4人の登場人物の別々の物語が並走しながらも、
それぞれがところどころで繋がっていて、最後にひとつに収束されてゆく。
再読するとジグゾーパズルを完成させるような楽しさがあって、
最後に頭の中でひとつの絵が出来上がったときの快感は
更に「もう一度読み直したい」という気持ちを沸き起こしてくれます。

自分の人生においては主役でも、他人の人生では脇役。
あの人の人生のストーリーに、自分は登場しているのだろうか?
だとしたら、どんな役で、どんな風に描かれているのだろう。
ふと、そんなことを考えてしまいました。



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2008.08.11 Mon 19:47
重力ピエロ

評価:☆4

《再読にて感想》

伊坂さんファンの中ではとりわけ評価の高い作品。
しかし、まだ一度も伊坂作品を読んだことがない方には、
私はあえてお勧めはしないであろう1冊。
入門書としては長編であれば「陽気なギャングが地球を回す」
または連作短編集の「死神の精度」「チルドレン」をお勧めします。
(勿論、個人の感性や好みもあると思うので一概には言えませんが。)

この作品は重たいテーマをほのぼのと陽気に伝えており、
筆者独特の世界観"伊坂ワールド"に触れることが出来ます。
透明で素朴でピュアでちょっと不思議で・・・
悲しいエピソードにも全く悲壮感がないのです。

ミステリーとも言えないし、サスペンスでもSFでもファンタジーでもないし・・・
あえて言うなら青春小説でしょうか?
テーマは「遺伝子と親子」。
決して「面白い」というような内容ではないし、
先が気になって仕方ないという物語でもありません。
ストーリーを楽しむよりも登場人物の生き方、考え方を楽しむ作品なのかな、と
先日再読して感じました。

父親、兄、弟を巡るひとつの家族の物語なのですが、
特に父親のキャラクターがとても良いです。
肝心なところでいつも兄弟の心を揺さぶる言葉を発します。
ちょっとキザで、洒落ていて、それが憎たらしいくらいかっこいい。
この人の存在が読み手をとても温かい気持ちにさせてくれることは間違いありません。

伊坂さんのこの独特な世界観は本当に好みが分かれると思うのですが、
正直私も一度読んだ時は「・・・?」でした。
しかし、他の作品も読んでみて、そしてまたこの作品を再読して、
ようやく彼の放つ多彩なユーモアやセンスの良さに感性が刺激され始めたのです。
こういう世界もあるんだなぁ、こういうものの見方もあるんだなぁ、とつくづく感心します。



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2008.05.11 Sun 23:55
ゴールデンスランバー


評価:☆5

やっと買いました。即日読みました。
伊坂さんの最新刊、渾身の長編書き下ろし、大・大・大満足の1冊です!

「伊坂的娯楽小説突抜頂点」
帯の文句は嘘ではありませんでした。
やはり発売されてすぐに読むべきでした・・・。

仙台で起きた首相暗殺事件、
一人の青年・青柳という男が、その犯人の濡れ衣を着せられてしまう。
しかし、早くも序盤・第3章の「事件から20年後」で、"結末"が明かされ、
そこからまた事件当時に戻り、青柳の逃亡劇が開始する。
ピンチに陥った彼の"現在"、その合間に差し込まれる大学時代の眩しい思い出。
双方の対極とも言えるカットバックの絶妙なバランスに、
グっと心を捕まれてしまいました。

窮地に陥ると、人は、一番輝いていた頃の記憶を思い出すのだろうか?
青春時代の語りは、苦しい逃走から逃げる青柳の回想録のように思えました。
その"二度と戻れない時間"が放つ輝きがとてつもなく切なくて、
ますます彼の応援に力がこもり、そして物語の世界へのめりこんでいった。

また、お得意の時系列の使い方も見事で、
青柳の逃亡の"現在"と、彼の大学時代の恋人・樋口晴子の"現在"、
これらがピタっと重なりあったところから物語は一気に加速。
中だるみもなければ、飽きることも決してありません。
結末は分かっているのに、どうしてこんなに夢中になれるのか。

この作品で言えることは、ただひとつ。
伊坂さん、天才です。

面白さの中にも、やはりお決まりですが、
感動する場面、台詞、沢山用意されています。
それらはここで説明するよりも、ぜひ、読んで味わっていただきたいです。


→以下、ネタバレあり


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2008.05.11 Sun 22:37
チルドレン


評価:☆4

伊坂作品の中でも、こんなにほのぼのとしたものは初めて読みました。
破天荒だが魅力的な男・陣内を主人公とした5つの連続短編集。
人の言うことには決して耳を貸さず、我が道を突き進む。
だけどそんな陣内の言動は、何か、周囲に不思議な影響を与えてしまう。

連続短編と言っても、陣内の大学生の頃の話と、
それから10数年後、家庭裁判所の調査官に就いてからの話、という風に
"現在"と"昔"、物語は二つの空間を行き来し、
最後に全てがひとつの線で繋がっていく・・という構成。

それぞれの語り手は陣内の周囲にいる人物。
第三者の目で見た彼の"不思議さ"がちょっとファニーにも描かれていて、
だけどそれぞれの語り手がとてもあたたかく彼を見守っている姿が思い浮かび、
それが微笑ましく、心があたたまります。

「そもそも、大人が恰好良ければ、子供はぐれねえんだよ」

表題作「チルドレン・Ⅱ」での陣内の台詞です。
少年犯罪や家庭問題で裁判所へやってくる子供や親子の心を、
その独自のやり方でしっかり掴んでいく陣内。
彼の調査官としての生き様、考え方、台詞、どれもとても魅力的です。

陣内を取り囲む人物の中でも、
盲目の青年・永瀬がまた特に魅力的で、彼の語る"過去"の物語「イン」も個人的に好きです。
伊坂さんの作品にはどれもハっとさせられる言葉が必ずひとつはありますが、
特にこの作品には心がギュっと締め付けられるような・・
切なかったり、寂しかったり、嬉しかったり、そういう場面や台詞が沢山あって。
このあたりは説明するよりも、ぜひ読んで味わっていただきたいと思います。
スパイスではなく癒しの1冊なので、心を休めたいときに手にとってみてください。



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2008.04.18 Fri 11:02
死神の精度


評価:☆5

「これ、すごくいい・・」
というのが、読み終わった直後の率直な感想。
レビューは書けていませんが、
実は文庫は全巻読んでしまった伊坂幸太郎。
最後の作品が最近文庫化されたこの作品になりましたが、
間違いなく私の中でナンバーワンの伊坂作品!
短編集ですがひとつひとつの"精度"が高く、
独特の伊坂ワールドも健在で、尚且つとても読みやすいです。

主人公は「死神」、名前は千葉。
短編ごとに、それぞれ別の人間の姿になって登場します。
あるときはちょっとガラの悪い中年男、
あるときは20台のモデル並のルックスを持った好青年。
情報部から下された命令に従って
ターゲットとなる人間を7日間観察し、
「可」-すなわち死ぬことになるのか、
それとも「見送り」にするのかを判定する。

死神に、人間の心は解りません。
人間の世界のことも、解りません。
そんな千葉がただ淡々と"仕事"をこなす背景に、
人間の持つ本来の人間らしさ-優しさや健気さに触れながら、
少しづつ、少しづつだが、微妙に彼の心が変化していく様子が
絶妙な加減で描かれていて、
読み手の心を捉えてぐいぐいと物語に引き込んでいくのです。
本当に"読ませる"作品。
伊坂さんのセンスに脱帽します。

これまでの作品は正直かなりシュールで、
だからこそ熱烈なファンが多いというのは当然なのですが・・
私はこの作品で伊坂さんに対する印象がガラリと変わりました。
一押しの作品です。
そして、何度でも読み返したくなる1冊です。



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2008.04.18 Fri 10:36
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評価:☆4

またまた初めての作家さん登場です。
この伊坂幸太郎さんという方、
近年の直木賞候補作の中でも幾度かお名前を見かけており、
ちょっと気になっていた存在でした。

知人からは「陽気なギャング」シリーズを勧められたのですが、
タイトルに惹かれたのでまずはこちらから。

大学入学のためひとり暮らしのアパートへ越してきた青年・椎名は、
そこで出会った奇妙な男・河崎に突然、
「一緒に書店を襲わないか?」と持ちかけられる。

一方で、
2年前、とあるペットショップで働いている女性・琴美は、
恋人のブータン人・ドルジと共に、
行方不明になったペットを探索していた。

椎名を語り手とする「現在」の物語、
琴美を語り手とする「2年前」の物語。
この2つが2年の時を隔てて交互に登場します。

「2年前」の、とある事件はまだ終わっていなかった。
そこに「現在」になって偶然現われたがゆえに関わってしまった椎名は、
その事件の真相と隠された「秘密」を知ることになる。
ちょっと切なくて悲しい物語です。

ミステリーというよりも人間ドラマのほうが強かった印象。
「アヒル」「鴨」「コインロッカー」、
この3つがどう繋がっているのか?不思議だったのですが、
なるほど、そういう意味だったとは・・。
タイトルにしろ内容にしろすごくよく練ってあり、
天性のセンスの良さがうかがえます。
人の心を惹きつける何かがを持っている作家さんだと思います。
伊坂さんの他の作品も読んでみたくなりました。




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2008.04.18 Fri 10:31
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評価:☆5

知人のお勧めで手に取ってみたのですが。
この作品、かなりユニークで面白いです!
久々に読みながら笑えた小説でした。
タイトルもインパクト強いですが、
目次を見てみると各章のサブタイトルにもまた興味をそそられます。
そしてさらにその裏の表記より。
 
 2人組の銀行強盗はあまり好ましくない。
 2人で顔をつき合わせていれば、
 いずれはどちらかが癇癪(かんしゃく)を起こすに決まっている。
 縁起も悪い。
 (中略)
 3人組はそれに比べれば悪くない。
 悪くないが、最適でもない。
 3角形は安定しているが、逆さにするとアンバランスだ。
 それに、3人乗りの車はあまり見かけない。
 逃走車に3人乗るのも4人乗るのも同じならば、
 4人のほうが良い。
 5人だと窮屈だ。
 というわけで、銀行強盗は4人いる。


この4人というのが、
嘘を見抜く名人・天才スリ・演説の達人・精確な体内時計を持つ女。
それぞれのキャラクターも個性的だし、
何しろこの4人の絡み方がめちゃくちゃ面白いです。
「そうじゃないだろう!」と思わず突っ込みたくなります。
なんだかはちゃめちゃなんですが、
この嘘を見抜く名人・成瀬という男は憎たらしい奴です(笑)。
あまり書くとネタバレしてしまうのでやめときます。
ということで、とりあえず読んでください!!

私個人的には、
演説の達人・響野という男がたまらなく好きです(笑)。



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