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まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

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訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
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2008.05.29 Thu 20:32
さまよう刃


評価:☆4.5

先日文庫化されたのですぐに購入しました。
「少年法」について追求するこの作品、
多種ある東野さんの作品の中では『手紙』と同じカテゴリーに属するでしょう。
正義とは何か?法律とは何か?
非常に重いでテーマですが、色々と深く考えさせられました。

少年達に娘を殺されてしまった父親が、復讐に身を染める・・
という内容なのですが、
相手は未成年、逮捕されたところで娘の苦しみに値する刑は課せられない。
そこで、彼は自分自身の手で彼らを葬ることを決意する。


"私刑"を許してしまえば、復讐が復讐を呼び、際限のない報復が始まってしまう。
それを避けるためには、誰かが代わりにやらなければならないのです。

高野和明 「13階段」より


「私刑」、いわゆる報復行為。
大事な人を失くした被害者の気持ちは計り知れない。
この作品を読みながら、
最近話題になっていた山口県光市の母子殺害事件を思い出しました。
被告人(事件当時未成年)に対して必死で「死刑」を訴えた本村さん。
しかし少年法は、少年を「保護」し「更正」されるためにあるもの。

だからこそ、自らの手で、復讐を成し遂げたい―
しかし、「気持ちは分かる」からと、それを許してしまえば、
とめどなく復讐が続いていく。
だから、死刑という制度があるのだろうか・・。

『手紙』よりも更にへヴィーで、目を背けたくなる場面も沢山あります。
気持ちの沈んでいる方や妊婦さんにはまずお勧め出来ない作品ですが・・
興味のある方には、丸1日を費やしてでもぜひ読んでいただきたいです。
そして、この作品が面白いと感じたら、
ぜひ前述した高野氏の「13階段」もどうぞ。


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「手紙」 東野圭吾
2008.04.16 Wed 13:01
手紙


評価:☆4.5

(多少のネタバレ、主観的な感想あり)

東野圭吾さんの作品を読んだのは、この「手紙」が初めてです。
「強盗殺人犯の弟」という運命、
その事実をどう受け止めて生きていくか?という答えに向かって
ストーリーが進んでいきます。

それによって突きつけられる現実はあまりにも酷すぎるのに、
そんなことも知らずに刑務所の中から呑気な手紙を送ってくる兄の存在が、
いつも、いつも、自分の邪魔をする。

物語が悪い方向に転がり始めるたびに、
「またか・・」と、先が読めるものの、
ものすごく感情移入してしまうから、途中かなり兄が疎ましく思えました。

「差別はなくならない」
「レッテルを貼られた人間には、それなりの人生しか待ち受けていない」

罪を犯したのは自分ではなく兄なのに、
そのせいで自分が差別をされることは不当だ、
周りの人間が未熟なのだと思っていた。
だが、本当はそうではない。
その事実を知っていて差別をしない人間はいない。
だとしたら、
「逃げずに正々堂々と生きていればいつか道が開けて来る」という考えは、
自分を納得させ、ひとつの苦しみから逃れようとしているのであって、
それが本当に「事実を受け入れている」ということなのか?
それでいて「私はこのような境遇で、強く生きています」というのは、
ただの甘えだ。
関係のない人間にまで自己満足を押し付けているに過ぎない。

要約すると、これがこの作品の最大のテーマでしょうか。

そして最後に主人公が選んだ苦渋の道とは・・。
ある程度展開は読めるものの、
テーマが重いだけあって、やっぱりその都度衝撃を受けます。
読んでみたいと思った人のために、あえて結末は言いません。

文庫本の帯に、堂々と「涙のロングセラー」と書かれてありますが、
私個人的には、
感動とか涙とか、そういうものとは少しかけ離れたところで捉えました。
映画のほうは見ていませんが、
脚本次第ではそっちのほうが泣けるストーリーになるかもしれません。
(見に行った方、感想聞かせてください)

私は「きれいごと」っていうのが大嫌いなので、
東野圭吾さん、泣かせてくれなくてありがとう!!って言いたいです。
感動の結末なんて必要ない。
大事なのは、最後に何を考えさせてくれるか!?だと想います。



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