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まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

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訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
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2009.09.07 Mon 15:33
町長選挙

評価:☆4.5

ネタバレしてるので注意!

大好きな奥田さんのトンデモ精神科医・伊良部シリーズ3作目、待望の文庫化。
これまでと違い、4編のうち3編がある著名人をモデルにして書かれたもので、
(読めば必ず誰だか分かります)
彼らのキャラが強すぎて、少々伊良部先生の存在感が薄くなっています。
が、大物相手でもとことんマイペースを貫く姿はやはり相変わらず。
好き放題やらかしてくれますが、前2作と違い、今回は・・・・泣かされました。

私が一番好きなのは「オーナー」。
マスコミ恐怖症になった主人公の”ナベマン”が伊良部の車で高速を暴走し、
東京の夜景をバックに戦後の日本を建て直した自分達の世代の努力と誇りに思いを馳せ、
そして若き日々の遠い記憶を回想し、
「時代は変わった、年寄りの出る幕はもうない」と全てを終わりにしようと決心するシーン。

この流れがめちゃくちゃ切なくて、でもものすごくきれいで潔くて。
そして何かとても大事なメッセージが書かれてある気がして、
何度も何度も読み返してしまいました。

時代は変わっても受け継いでいかねばならないものだってあるはずなのに、
私たち若い世代はそれを忘れ、年配者への感謝や敬意を持つこともせず、
ただ贅沢の塊になったこの国で好き勝手生きている。

時代の移り変わりとともに柔軟な考え方も必要だけど、
ナベマンは最後の最後まで自分の誇りを捨てずに貫いた。
そして伊良部が提案した”生前葬”での首相のスピーチを読みながら、
もう涙が止まりませんでした。


大物を主人公にし、一歩書き方を間違えればただの嫌味になりかねないのに。
それをこんなにも愛情と人情たっぷりに、
メッセージ性のある物語へ仕上げてくれる奥田さんは改めてすごい!
フィクションだと分かっていながら、私、”ナベマン”に対する見方が変わりました。

他の3つも勿論面白いのでお勧め。


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2008.12.24 Wed 17:56
空中ブランコ 2

評価:☆5

一度は通ってみたいはちゃめちゃな精神外科

何度も読み返してしまう大好きな作品、今更ですがレビュー書きます。

これはもう、文句なしの面白さとしか紹介が出来ないです。
「イン・ザ・プール」に続くトンデモ精神科医・伊良部シリーズ第二弾、
そして第131回直木賞受賞作。

ここに登場する5人の患者達、それぞれが違った悩みを持っていますが、
その根本の部分には「ああ、それわかる!」というのが必ずひとつはあります。
伊良部の見出したむちゃくちゃな解決法に笑わされ、翻弄されながらも、
最後は「そうか、なるほどな」とじんわり感動してしまう。

思い通りにいかなくなった時、人は必死になってもがくけれど、
その原因は思ったよりもずっとシンプルで、
気が付けば「ああ、こんなことだったのか」と思うほど簡単なことだったりする。
それを的確に見つけ、体当たりで解決へ導く伊良部はやっぱりすごい。


とにかく騙されたと思って、一度通ってみてください。
"治療"を終えて伊良部総合病院神経科から我が家に帰るとき、
きっとあなたの心もどこかスっと軽くなったような感じを受けるでしょう。




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2008.04.18 Fri 10:38
インザプール


評価:☆4.5

「こいつ、本当に医者か!?」
伊良部総合病院地下にある精神科。
そこへ現代ならではの悩みを抱えた"患者たち"が迷い込む。
彼らとそのトンデモ精神科医・伊良部が繰り広げる、
深刻だけどどこかおかしな5つの奮闘記。

医師は色白でデブ、注射フェチでマザコン。
更に看護婦は露出狂!?
こんな病院、ありえない。
ありえないのに、自分も何かに悩み、壁にぶつかり、行き詰ったら
ここへ通いたいと思ってしまう。

訪れる患者たちは、皆ごく普通の現代人。
真面目なサラリーマン、
自意識過剰な20台の女性、
携帯が手放せない高校生・・。
その症状の根源を探っていくと、
自分も何か一歩踏み外したら陥ってしまいそうな心の病気を抱えてる。
だからページをめくる手が止まらない。

それでいてこの精神科医・伊良部のとんでもなさ。
腹が立つけど面白い。
周りを気にせず、自分のやりたいように、生きたいように、生きる。
追い詰められた時に誰もが忘れてしまう、シンプルだけど大事なこと。
はちゃめちゃなんだけど、伊良部の言動が患者たちにそれを思い出させてくれる。

"自分らしく"
この線引きはとても難しいと思う。
行き過ぎると自己中、わがまま、コドモ。
だけど無理して自分をよく見せる必要だって、ない。

沢山笑ったあと、深く考えさせられ、
そしてどこか肩の力が抜けていくのを感じさせられる物語です。



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