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まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

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訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
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2008.04.17 Thu 23:43
流星ワゴン


評価:☆4.5

私にとって初めての、重松さんの長編。
評判が良いから、次はこれを読もうと決めてました。

「もう、死んじゃってもいいかなぁ・・」
秋の夜にバス乗り場のベンチでひとりそんなことを考えていた38歳の男・一雄が、
5年前に交通事故死した父子の乗る不思議なワゴンに乗せられて、
過去の「たいせつな場所」へタイプスリップする。

そしてその世界にはなんと、
今は病魔に侵され63歳でその生涯を終えようとしている一雄の父が、
なぜか自分と同じ38歳の姿で現れる。
現実では、絶対に重なり合わない2人の「38歳」という時間。
だけどこの世界では2人は「朋輩」、
互いを「チュウさん」「カズ」と呼び合う親子。
今となっては知る由もない、父の心の内が明かされていく。
誰が悪いのか、なぜなのか、気がついたら離れてしまった父と自分。
そして父は、最期に何を伝えに、この世界にこの姿でやってきたのか―?

→以下、主観的な感想。


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「卒業」 重松清
2008.04.17 Thu 23:33
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評価:☆4.5

私にとって2作目の重松さんの著書です。「卒業」をテーマにした4つの短編集ですが、ここでは、それは「死」からの旅立ち、出発のこと。


「まゆみのマーチ」

ここに登場する母は、子どもを叱らない「全てを受け入れる母」。
娘・まゆみに確かな非があっても、それを責めたりしない。
挙句、まゆみが小学校という集団の中でうまくやっていけず、
ついには学校へ通えなくなってしまう・・。

詳しい内容は書きませんが、この母娘のエピソードから、
母親の愛情の与え方について深く考えさせられました。

色んな人間がいて、色んな家族がいて、
そのあり方も千差万別。
だけど、どんな親だって一生懸命、我が子を愛している。
その方法に、正しいも間違ってるも無いのかもしれない。

親の望む通りに育つ子どもばかりではない。
または、望む通りに育っていた子どもが、
何かのきっかけでそうでなくなることもある。
それでも、どんな子どもでも、「自分の子どもだから」全てを受け入れる。
母親って、強いなぁ・・と思う。
時には自分の育て方を省みるような出来事もあるだろうけど、
だからこそ、「子どもにおしえられている」と言うのでしょうか。

愛情が与えられすぎたり、または足りなかったり。
人間形成に「育った家庭」というのはすごく大事だと思う。
だから時には自分の至らなさを、育てた親のせいにしてしまうこともある。
だけど、
親はただ一生懸命、子どもを愛していただけ―。
ここでいう「卒業」は、
そんな親の気持ちが理解できて初めて出来る「脱皮」であり、
新しい「出発」のことでもあるように思います。


残る三篇は、続きをご覧ください。



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2008.04.17 Thu 23:17
ビタミンF


評価:☆4.5

重松清さんの第124回直木賞受賞作。
30台半ばから40台の家庭を持つ男性の目線で綴られた、7篇の短編集。
中学生の内気な息子とうまくいかない父親、妻との仲に疑問を持ち始めた父親、
娘が大人になるのを受け入れられない父親。

中でも、「いじめ」をテーマにした「セッちゃん」、
古希を迎えた父親が、10年前に家を出た母親と再び一緒に暮らしたいと願う「母帰る」の2作品が特にいいです。

前者は、いじめにあう少女の描き方があまりにも憐れで胸が痛みます。
学校や両親が事実を把握していても、立ち向かうのは少女本人。
何か出来そうなことがあるようにも思えるけど、それが分からない。
無念、落胆、驚愕・・
なんだか言いようの無い、やるせない気持ちになります。

後者は、「家庭」というのはどういう場所なのか?と深く考えさせられます。
皆、そこから出て行こうとする場所・・
だけど、最後には帰ってくる場所?
皆大人になれば、家を出て、また新しい家族を作る。
だけどその家族も、いずれは同じように離れ離れになっていく。
「自分の人生」そう言ってしまうのは簡単だけれど、
誰でも昔は子供だったし、また誰もがいつかは年老いていく。
そのときに帰りたいと願う場所は・・?
父の「最後のわがまま」がとても切ない。

語り口がソフトなので、重いというよりあっさりした印象も受けますが、
「家庭とは?」また、「人生とは?」と、誰もがいつかは直面するであろうテーマを、しっかりと残してくれます。



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