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まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

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訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
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「白夜行」 東野圭吾
2008.04.18 Fri 10:44
白夜行


評価:☆5

すごい、すごいと聞いてはいたものの、
本当にすごかった。とにかくすごい作品。

ドラマも見ていなかったし、
ほとんど先入観なしで読んだのですが、それが正解だったと思います。
これほど一般的に良いと評価されている作品なので、
「秘密」のような感動の名作だと想像していたのですが、
その対極に位置するような衝撃の1冊です。

大阪で起きたとある殺人事件から物語は幕を開けるのですが、
三人称で淡々と語られるストーリー、次々と入れ替わる登場人物。
何が起きているのか、何に動かされているのか、全く掴めない。
しかし考える間を与えられない緊張感と緊迫感、
続きが知りたくてどんどん読んでいくうちにようやく、
全体像がぼんやりと見えてくる。
まったく、大胆で巧妙です。

そして何よりもすごいのが、
主人公の心情が一切描かれておらず、
彼らと関わる第三の人物によって客観的に表現されているということ。
なので読み手は想像力を働かせるしかないのです。

ものすごく評価に困るのですが、
多くの方がそうしているように、私も星は5つつけさせてもらいます。
というよりも、東野ファンであって、それ以外の評価は出来ないです。
そういう作品です。


これ以上はネタバレなしはきついので、
既読の方は続きを。


→以下ネタバレあり

1回読んで、2日後にもう一度読んだのですが、
読めば読むほどに雪穂に対して嫌悪感が募って仕方ないです。
笹垣の「あの時に摘み取っておくべき芽があったんだ」という台詞。
そう、20年前に誰かが雪穂を救えていたなら、
こんな悲惨なことにはならなかったのでしょうか。

自分がのし上がっていくためなら、どんな手を使ってでも―。
そして、それを陰で必死に支える亮司。
彼は雪穂のために生きていたのでしょうか?
だとしたら悲しすぎる。
だって、雪穂は他の誰でもない、自分自身のためだけに生きていたのだから。

彼らの本当の心の内は誰にも分かりません。
なので謎だらけ。
まずひとつ、雪穂は本当に一成に恋をしていたのか?
私は、違うと思います。
彼女は純粋に誰かを好きになるような女性ではないと思うからです。
そして、どうしても分からないのが高宮と結婚した理由。
名の通った女子高に通い、大学へ進学し、
そして由緒ある家に嫁入りすること・・
養女になる前の彼女にはとても考えられなかったことです。

しかし、それでは満足しなかったのか、
結婚後に株に手を出したり、自らブティックを経営したり。
どうしても、彼と結婚したことで彼女にメリットがあったのかどうか、分かりません。
結局、高宮(のような男性)との結婚は当時の彼女にとってのゴール、
言い換えれば、ゴールであると彼女は信じて疑わなかった、
そういうところに行き着くんですが・・。
そして、ブティックの経営に開眼し成功をおさめた彼女にとって、彼は用無しになってしまった。
だから離婚した。
私にはそうとしか考えられないのですが。
そもそも、そういう能力があるなら、最初っから高宮と結婚なんかする必要なかったのですから。
この結婚だけが、彼女にとって唯一のミスだったのかもしれません。
結果論ですけどね。

しかし、幼い頃に自分の魂を殺されたがゆえに、何の罪もない第三者を次々と「殺して」いく。
そんな恐ろしい雪穂の心の中、知りたいような、知りたくないような。
そして、その彼女の「太陽」であり続けた亮司、彼の心情もまた、うかがい知れません。
これはまさに、東野圭吾の名作であり大作であると思います。
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