FC2ブログ
Calendar
2018.09.
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
プロフィール

まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

welcom!
doll03A-28.gif
訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
拍手する
ランキング参加中
ユーザータグ
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索
RSSフィード

my favorite novels

読んだ小説の感想をアップします。

スポンサーサイト
--.--.-- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

2009.02.25 Wed 17:06
模倣犯 1

評価:4-5.gif

心をえぐる、社会悪が引き起こす惨劇

宮部さんの描く女性のキャラクターがどうしても苦手で、
しかしこれだけは絶対に読んだほうがいい、読むべきだと言い聞かせ、
ようやく手に取りました。

第一に、やっぱり上手い。ひとつの事柄を色々な登場人物の側面から
違った角度で丁寧に描き切る、そのテクニックは秀逸です。
最初は淡々とした群像小説なのかな、という印象を受けますが、
それぞれのストーリーが徐々に交わり、そして重なり、
ひとつに終結してゆくラストはとにかく圧巻の一言。
そんなにうまく事が運ぶのか?と思わないでもありませんが、
しかしそのマイナスを差し引いても有り余るお釣りがくる力作。

犯罪者の心理、被害者遺族の心理、取材する者、警察、その他第三者の心理、
決して相容れることのない互いの主張とその苦しみ、心情を
これほどまでリアルに臆することなく突き詰めた作品は初めて読みました。
それぞれの傷を抱えながら、そして更に傷つけ合いながらも、
正しい道を模索してゆこうと必死でもがく登場人物たちの姿に心をえぐられます。

犯罪そのものの惨劇、犯罪者心理の生々しい描写、
それらは当然理解なんて域を超えていますし、向かっ腹が立ちます。
しかし、実際に犯罪者はこうやって生まれるんだ・・・と、
その点は否応なしに納得してしまうほど丁重に描かれていて、
宮部さんってやっぱり社会派ミステリーの秀逸な書き手であり語り手なんだな、
と思わずにはいられませんでした。

自分には出来ることと出来ないことがある、
しかし出来ることとしてあげられることの意味は違う。
人の心を理解しようなんて思い上がりは言語道断だと再認識。
十分なエンターテイメント性で楽しませてくれながらも、
心に深いものを訴えてくる素晴らしい作品です。
ただ、「犯人探し」ミステリーではないのでそこだけご注意ください。

スポンサーサイト


にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

Name
Mail
URL
Title
Message
Pass
Secret  管理者にだけ表示する
Top

Trackback URL

Top

Copyright © my favorite novels All Rights Reserved.

Designed by Flug

FC2Ad


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。