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まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

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訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
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読んだ小説の感想をアップします。

2008.04.17 Thu 23:17
ビタミンF


評価:☆4.5

重松清さんの第124回直木賞受賞作。
30台半ばから40台の家庭を持つ男性の目線で綴られた、7篇の短編集。
中学生の内気な息子とうまくいかない父親、妻との仲に疑問を持ち始めた父親、
娘が大人になるのを受け入れられない父親。

中でも、「いじめ」をテーマにした「セッちゃん」、
古希を迎えた父親が、10年前に家を出た母親と再び一緒に暮らしたいと願う「母帰る」の2作品が特にいいです。

前者は、いじめにあう少女の描き方があまりにも憐れで胸が痛みます。
学校や両親が事実を把握していても、立ち向かうのは少女本人。
何か出来そうなことがあるようにも思えるけど、それが分からない。
無念、落胆、驚愕・・
なんだか言いようの無い、やるせない気持ちになります。

後者は、「家庭」というのはどういう場所なのか?と深く考えさせられます。
皆、そこから出て行こうとする場所・・
だけど、最後には帰ってくる場所?
皆大人になれば、家を出て、また新しい家族を作る。
だけどその家族も、いずれは同じように離れ離れになっていく。
「自分の人生」そう言ってしまうのは簡単だけれど、
誰でも昔は子供だったし、また誰もがいつかは年老いていく。
そのときに帰りたいと願う場所は・・?
父の「最後のわがまま」がとても切ない。

語り口がソフトなので、重いというよりあっさりした印象も受けますが、
「家庭とは?」また、「人生とは?」と、誰もがいつかは直面するであろうテーマを、しっかりと残してくれます。

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