fc2ブログ
Calendar
2024.03.
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -
プロフィール

まどか

Author:まどか
主にミステリーが好きで色々読んでいます。特に好きな作家は東野圭吾、横山秀夫、奥田英朗、伊坂幸太郎です。

welcom!
doll03A-28.gif
訪問ありがとうございます。 読んだ本の感想を随時アップしていきます。ミステリー以外のものについてはネタバレしているものもあります。記事の冒頭に記入しているのでご注意ください。 気軽にコメントいただけると嬉しいです。
拍手する
ランキング参加中
ユーザータグ
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索
RSSフィード

my favorite novels

読んだ小説の感想をアップします。

2008.07.15 Tue 19:16
朱夏


評価:☆4


「リオ」と続けて読みました。
こちらでは、樋口の妻・恵子が何者かに"誘拐"されるという事件が起きます。
そこで彼は独自の捜査を行う決断をするのだが、
助けを求めたのはやはり前回コンビを組んだ荻窪署の氏家。

しかし、犯人探しのミステリーではありません。
二人は前回同様、心の闇を抱えた犯人の深層心理に迫っていき、
被害に遭った恵子もまた、彼女なりに顔の見えない犯人のベールを剥がそうと試みます。
樋口と氏家の視点、恵子の視点、それぞれから浮き彫りになっていく犯人像。
それぞれが考える"家族"のあり方―
ここでもまた、夫婦の絆や親と子の繋がりがテーマにされています。

心のバランスを保つために、人は誰でも少しくらい強がって生きている。
裏の顔があって初めて表の顔が存在するのかもしれない。
まさに"表裏一体"だ。

この犯人だって実際そうやって世の中を生きていたのだが、
そうしなければいけなかった理由は明らかに育った家庭環境にあった。
間違った教育が歪んだ心を形成してしまう、その恐ろしさと悲しさ・・・
二作続けて深く胸に突き刺さりました。

スポンサーサイト





にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

Name
Mail
URL
Title
Message
Pass
Secret  管理者にだけ表示する
Top

Trackback URL

Top

Copyright © my favorite novels All Rights Reserved.

Designed by Flug